モラン神父

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ジャン=ピエール・メルビル監督

ジャン=ポール・ベルモンド
エマニュエル・リヴァ
ニコール・ミレル

 第二次大戦中、イタリア軍に占領されたフランスのとある町。戦争未亡人のバルニー(エマニュエル・リヴァ)は通信教育の学校で働いていた。ある日、無神論者のバルニーはひまつぶしに教会の懺悔室に入り、対応したモラン神父(ジャン=ポール・ベルモンド)に宗教に対する論争を挑む。


 ジャン=ポール・ベルモンドの作品をしっかり観たのは初めてですが、なんとなくヤンチャなイメージがありました。なのでタブーを描いた映画かと思ったらまったくま逆、ものすごくストイックな神父でした@@
 バルニーが上司である社長秘書のサビーヌ(ニコール・ミレル)に対する恋心にも似た感情を語るシーンにまず引きつけられました。「美しい人には支配力がある」というセリフが凄く印象的。バルニーはやがてモラン神父に心を支配されていくことになるのです。同僚の女性とのケンカのシーンにドキッ@@
 バルニーはひやかしで入った教会で、モラン神父に出会います。懺悔室では顔が見えなかったけど、そのあと司祭室に呼ばれて行ってみるとなんとそこにはハンサムな神父が!挑戦的な態度をとるバルニーに本を薦めたり優しく諭すモラン神父。バルニーはたびたび神父の元を訪れるようになり、彼に惹かれていきます。
 バルニー役のエマニュエル・リヴァ、美しかったですね~芯の強さを感じました。モラン神父に対する感情を抑えた演技が素晴らしかったです。神父が毎週のように彼女の家に訪ねてきたり、なにげなく洋服を触れるようにしたり、そんなことされたら自分は特別なのかもって思いますよね。~残酷。
 モラン神父もバルニーに惹かれていたんだと思います。心の中は彼女への感情と自分の立場との葛藤でドロドロしていたんじゃないかな。彼の心の中をのぞいてみたい。
 ドイツ軍が侵攻し、夫がユダヤ人であったことから娘の洗礼を受けさせるシーンなど、時代背景も興味深くその中で生きていく女性の強さを感じました。
 最初は二人の間に何か起こるんじゃないかとドキドキしていましたが、神父に好意を持っていた女性が一喝されるシーンでこちらまで一喝されてる気分になりました(^_^;)
 ジャン=ポール・ベルモンドの神父、外見は危険な香りが漂っているのに、中身はものすごくストイックなところがたまらなく魅力的。女性はみんな惹かれると思いますね~それは十分罪なことだと思うのですが(^_^;)
 この映画で最も素晴らしかったのはラストシーンだと思います。燃え上がる炎をすっと消した神父の美しい姿は忘れられません。 
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未見ですが・・

ポルカさん、こんにちは。今日は小雪が散らついて寒いヨ~。
この作品は未見です;;と言うか全然聞いたこともなかった作品ですが・・
ベルモント主演の作品なんですね。この、お坊ちゃんっぽい子がベルモントなのね?
・・と思ったら・・ありゃ、神父さんですか!そうなんだ!余計、オドロキ!(笑)
これはDVD鑑賞ですか?最近、昔の隠れた名作がDVDに沢山なってる感じもするので・・。
私も、今手元にある一仕事(たまった感想のUP等・・汗)を早く終わらせて、レンタル屋で色々借りたい~。
そうそう、今年になって、劇場の方には行ったんですよ~。
おやぢ熊、観てきました。まあ、想像通りかな。(^^;
テディの表情がとっても可愛いかったです。ぬいぐるみ欲しいな~(←万年コドモ)

つるばらさんへ

こんばんは~。
寒いですね~><こちらも土曜日に風花が舞ってました。
そうそう私も全然知らなかったんだけど、
何かのコメントにちらっと出てきたのが気になってDVDをレンタルしました^^
神父さんなんですよ~見た目ちょい悪な感じだけど、とってもストイックな神父さんでした。
ツ○ヤの発掘良品とかでも古い映画のDVDが出ていますよね。
でも古いフランス映画は少ない気がします。
えらいですねー私もUPしきれてないくせに、なんか毎週借りちゃってます(汗)

おやぢ熊、私も観ました~~♪
外見はかわいいけど、中身はたちの悪い方のおぢさんでしたね(笑)
ぬいぐるみが展示してあったんだけど、欲しくなりました。
眉毛の絶妙な下がり具合が可愛かったですね^^

エマニュエル・リヴァ

ポルカさん、こんばんは~☆

「モラン神父」は日本未公開の作品ですね^^
ジャン・ピエール・メルヴィル監督は後にアラン・ドロンの「サムライ」(原題名も「SAMURAI」)やリノ・バンチュラの「ギャング」や「影の軍隊」などフィルム・ノワールと言われた暗黒街のギャング映画を数多く演出した監督として記憶の残ります。

ところで、昨年カンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞した「愛、アムール」はご存知ですか?
今年のアカデミー賞作品賞、監督賞、外国語映画賞にもノミネートされている話題作ですが、この映画に「男と女」のジャン・ルイ・トランティニアンとエマニュエル・リヴァが老老介護の問題を演じています。

「愛、アムール」は3月頃に日本でも公開されますよ^^

伸坊さんへ

こんばんは~。
レス遅くなってすいません。
ギャング映画を撮られてる監督さんとは思いませんでした@@
それではこの作品は異質な感じですね。
ギャング映画、大好きです!観たいです!アラン・ドロンも(笑)

「愛、アムール」予告編を観たことがあり、気になってました。
あの女性がこの映画に出ていたエマニュエル・リヴァだって知りませんでした@@
なんかすごいな~主演女優が同じって共通点があったんですねっ!
ますます観たくなりました♪教えてくださってありがとうございます。

近くのミニシアターで上映されるでしょう。そう信じます^^
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