ミケランジェロの暗号

michelangelo.jpg

ウォルフガング・ムルンベルガー監督

モーリッツ・ブライプトロイ
ゲオルク・フリードリヒ
ウルズラ・シュトラウス
マルト・ケラー

 ユダヤ人の画商カウフマン家は密かにミケランジェロの絵を所有している。それは国宝級の代物で、ムッソリーニも欲していた。
 ある日一家の息子ヴィクトル(モーリッツ・ブライプトロイ)は親友ルディ(ゲオルク・フリードリヒ)に絵のありかを教えてしまう。ナチスに傾倒していたルディは軍で昇進するためにそれを密告し、一家は絵を奪われて収容所に入れられてしまう。


 『「ヒトラーの贋札」のスタッフが贈る』っていうのはやっぱり気になります。この映画では「ヒトラーの贋札」とは雰囲気がちょっと違って、ナチスとユダヤ人の立場をシリアスになりすぎないギリギリのラインで描いています。
 ナチスの将校たちを時にコミカルに描くなど、時代背景を考えると違和感を感じてしまうかもしれませんが、メインはミケランジェロの絵をめぐるユダヤ人画商とナチスの駆け引き、攻防なので深く考えすぎなければとっても楽しめると思います。
 画商一家の息子ヴィクトルがルディにミケランジェロの絵の隠し場所を教えちゃったことから絵はナチスに狙われ、一家は離れ離れになってしまいます。親友と思われていたヴィクトルとルディですが、ルディがナチスとなり彼らは敵対関係になってしまいます。ルディはチャンスを狙っていたのかも。
 絵はナチスがイタリアと優位な条約を結ぶための重要アイテムなので必死。しかしこのミケランジェロの絵、そう簡単には手に入らないんですね~彼らを翻弄していきますよ~^^
 ナチスとユダヤ人の立場を生かしたストーリーが面白かった!ヴィクトルの機転を利かした反撃で展開が楽しみになってきます。取調室での二人のやりとりはなんか緊張感がなく、ナチス将校たちもバタバタ(^_^;)「白いリボン」のドクター、ライナー・ボックがおかしな存在感を放っていました。
 モーリッツ・ブライプトロイ、この濃い顔は2年周期ぐらいで見ている気がする(笑)母を助けたい一心で危険な賭けに出るヴィクトルをシリアス顔で時にユーモラスに演じていてとてもよかった。ルディ役のゲオルク・フリードリヒは初めて見たのですが、演技が繊細で素晴らしかったです。
 絵のありかはある時点でわかっちゃうのですが、っていうかヴィクトルは何故わからないの(^_^;)それでも面白さが半減することはありません。
 とにかくパパさんが偉かった!鞄の作戦はみごとでした^^「贋作」がキーポイントだと思います。
 ラストは気持ちよかったですね~ちょっとドキドキしましたが^^二人の対照的な表情が印象的でした。
 邦題は「ミケランジェロの暗号」ですが・・・暗号でてこないし~(^_^;)でも「ミケランジェロ」に引かれて観ちゃうと思うので(私も笑)よかったのかもですね^^原題は「私の最高の敵」という意味だそうです。「最高」という言葉に非情になりきれなかった二人の気持ちが表れているように感じました。 
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こんばんは

ポルカさん
コメントありがとうございます。私の生まれ育った田舎町まで
観て頂いてありがとうございます。

「ヒトラーの偽札」制作チームが組んだこの映画、ぜひ観たいと思っていました。
ナチスドイツを時代背景にした映画には興味があるのですが、
意外とコミカルな可笑しさがあるそうですね。
記事を読んで益々観たくなりました。紹介ありがとう^^

しげちゃんさんへ

こんにちは~。
ほんとにいいサイトを教えていただいてありがとうございます。
早速育った埼玉や、息子のいる京都など見てきました^^
これからも時々サイトに行って癒されてこようと思います♪

「ヒトラーの贋札」の方がシリアスで緊張感がありました。
私もナチスドイツを時代背景にした映画はいくつか観ていて、胸が痛む思いがしました。
ナチスをコミカルに描くって、どうなの?と思われる方もいるかも知れませんが、
この映画ではそのことよりも絵をめぐる駆け引きに重点を置いているので、あまり気にせずに楽しめました。
読んでくださってありがとうございます^^

最近のTVってつまんなくない?

Dc167t71
そういう時こそ
リア充しようぜ☆
http://sUPSr97u.real.2d-wif.com/sUPSr97u/

こんばんは~☆

ポルカさん、、この映画も昨年公開された時に観たいと思いながらも見逃した作品でした。

ポルカさんが云われるように「ミケランジェロの暗号」という題名で観たいなぁって思ったりしました^^

昔、バート・ランカスター主演の映画で「大列車作戦」という映画がありましたが、これが第2次大戦下のパリでヒトラーの命令で、フランス中の美術館に収められていた名画を一同に列車に乗せてドイツ・ベルリンに輸送されるのを阻止するサスペンスの傑作でしたが、これが「ミケランジェロの暗号」の題名と連想して興味を持ったんですが、ポルカさんの話だと関係ないようですね(笑)

先日、「少年と自転車」を観ました^^
孤児院に預けられ、いつまでたっても迎えに来ない寂しさに父親に会いに行くが・・・。少年の視点で描かれていて親の愛情が少年の未来を左右することを実感しました^^

伸坊さんへ

こんにちは~。
東宝系で上映されていたので、金曜日(レディースデイ)しかチャンスがなく行けませんでした。
ミニシアターは会員になってるので平日1000円で観れるので行きやすいのです^^
邦題は引きつけるのには効果的だったけど、ちょっと違うなって感じでした(笑)
絵をめぐる駆け引きがこの映画の面白さだと思います^^

「大列車作戦」チェックしてきましたが、面白そうですね!
古い映画にも興味があり、観ていきたいと思ってるので、また教えくださいね。
ただレンタルDVDがない映画が多いので、残念です。
違うショップにも行ってみたいと思います^^

「少年と自転車」題名は聞いたことがあります。
辛いお話のようですね><
予告チェックしてきます!

ポルカさん、こんにちは!

さすがヨーロッパ映画をよくご覧になっているポルカさん、
主演のモーリッツ・ブラブトロイを2年周期くらいで見てるんですね!
私は「エス」以来だと思ってたら、あと「ミュンヘン」と
「スピード・レーサー」(ハリウッド映画だわ)を観てました。
ポルカさんはどんな作品でご覧になったのかしら?興味ある~

ナチス絡みなのに、気持ち良く終われるのは珍しいですよね。
>非情になりきれなかった二人の気持ちが表れている
そうそう、そこは私も感じました!
憎悪や復讐による争いではなく、敵だけど友との良いバトルのようでした。

YANさんへ

こんばんは~。
邦題と「ヒトラーの贋札」のスタッフにつられて観ました(笑)
モーリッツさん、YANさんがご覧になってる以外では「素粒子」を観ています。
変わり者の兄弟がでてくるかなり異質な映画で、いい味だしてました^^

ナチス絡みなのにゆるい感じでいいのかな?ってちょっと思ったけど、
絵を巡る駆け引きや二人の関係が見どころなので、そこを楽しめればいいんじゃないかと思いました。
彼女をめぐるバトルでもありましたね。
ラストはやったね!って感じでしたね^^
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ポルカ

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ジョニー・デップ大好き♪

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