やがて来たる者へ

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ジョルジョ・デイリッティ監督

アルバ・ロルヴァケル
マヤ・サンサ
グレタ・ズッケリ・モンタナーリ
クラウディオ・カサディオ

 第二次世界大戦中のイタリア、北部の都市ボローニャに近い静かな村。連合軍が南イタリアに上陸して以来、ナチス・ドイツとパルチザンの攻防が激化、山間のこの村にも戦争の影が迫っていた。
 大所帯の農家の一人娘、8歳のマルティーナ(グレタ・ズッケリ・モンタナーリ)は弟を亡くして以来口をきかなくなっている。母のレナ(マヤ・サンサ)はふたたび妊娠し、マルティーナと家族は新しい子供の誕生を心から待ち望む。


 第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによる国内最大の住民虐殺事件「マルザボットの虐殺」について描かれています。以前観た「セントアンナの奇跡」を思い出し、当時のイタリアではいくつも同じような事件が起こっていたのだと思うと胸が痛みます。
 この映画、映像がめちゃくちゃきれいでした@@自然に囲まれた山間の村の風景がすばらしかったです^^
 マルティーナの家は両親や親戚などが一緒に暮らす大家族です。農作業をする男たち、若い娘たちはかくれてダンスに行ったりして楽しそう。叔母のベニャミーナ(アルバ・ロルヴァケル)は小さいマルティーナをとっても可愛がってくれます。
 口がきけないことで同級生からからかわれたりもしますが、動じずマイペースなマルティーナ。彼女の行動のひとつひとつがとってもかわいい^^
 そんなのどかに暮らすマルティーナの家にもドイツ兵やパルチザンが訪れ、やがて彼らの戦いに巻き込まれていきます。子供のマルティーナにとってはどっちが敵か味方かもわかりません。マルティーナの書いた作文、「なぜ、ドイツ兵はここにきたの?なぜ家族と一緒に過ごさないの?・・・」戦争の事情などわかるはずもない子供が素直に感じる疑問に大人たちは慌てます。
 マルティーナは偶然衝撃的な現場を目撃してしまいます。過酷な現実をとらえる大きな瞳から彼女の声なき声が伝わってきました。
 マルティーナ役のグレタ・ズッケル・モンクナーリちゃん、可愛かったですね~美人さんになりそう。今後が楽しみですね^^
 ドイツ兵のパルチザン掃討作戦は凄惨で、怒りと深い悲しみがこみ上げてきました。マルティーナは苦痛に顔をゆがめることも泣き叫ぶこともしません。ただひたすら弟を守り、まるで運命を受け入れているかのような姿に罪の重さをより強く感じました。
 今もどこかで起こっている戦争がなくなり、子供たちが辛い思いをすることのない世界になることを願います。 
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