ウィンターズ・ボーン

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デブラ・グラニック監督

ジャニファー・ローレンス
ジョン・ホークス
デイル・ディッキー
ギャレット・ディラハント

 中西部ミズリー州の山岳地帯。17歳のリー(ジェニファー・ローレンス)は一家の大黒柱として幼い弟と妹の世話をし、その日暮らしの生活をなんとか切り盛りしていた。
 ある日、家を出て逮捕されていた父親が失踪。自宅を保釈金の担保にしていたため、父親を見つけ出さなければリーたちの家は没収されてしまう。リーは自ら父親を探し始めるが、ならず者だらけの親族は協力するどころか脅しをかけてくる。


 以前から注目していた作品。12月忙しかったけど、なんとか観賞できてよかった^^困難な状況の中、何かとてつもなく恐ろしいものに一人で立ち向かっていく少女リー。無謀とも思える行動に不安を感じながらも、自分の思うままに突き進む彼女の姿はとても凛凛しく見えました。
 全体の映像は鉛色で、寒々とした風景が印象的です。村の人たちもなんか怪しげで、村全体に得体の知れない恐さを感じました。リーは幼い兄妹の世話をし、お金の工面までしなければならず、17歳の少女にはとても過酷な状況です。それでも家族を守るため、失踪した父親を探し始めます。父親失踪に関するミステリーの部分も興味深かったです。
 村の人たちは、リーに首を突っ込むなと言わんばかりに脅しをかけてきます。特に修羅場をくぐってきたであろう凄みのある女性陣が恐かったですね~(汗)彼女たちの役割も村の組織の中で決まっているのでしょうね。
 リーの伯父のティアドロップの存在は重要でしたね、口数は少ないけどとても重みのあることを言っていました。弟(リーの父)に対する思いも伝わってきました。ジョン・ホークスの存在感、ハンパないです@@
 兵士の面接官とリーの面接のシーン、面接官がしっかり説明してリーを諭していくところが、やはり17歳の世間知らずの少女なんだと改めて感じるとともに、こういう大人にたくさん出会って欲しいと思いました。
 ジェニファー・ローレンス、素晴らしかったです。大げさに感情を表すのではなく、淡々と自然に演じていてそれがリアル感としてこちらに伝わってくるんですね。自分の中では今まで見たことないタイプの女優さんだと思いました。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされていたんですよね、今後が楽しみです^^
 少女の成長の物語ではありましたが、あまりにも過酷。それでもこの村で生きていくという覚悟のようなものを感じて、逞しくもあり心配にもなりました。リーと3人の兄弟が母親のようにならないで欲しいと思います。
 この映画好きですね~全体的に暗い映像の中、少女の一途な姿が眩しかったです。 
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ウィンターズ・ボーン

過酷な状況を背負わされた17歳の少女リー。 家族を守るため、ここで生きるため、何があってもくじけない。 圧倒的な姿が胸を打つ。 2010年サンダンス映画祭グランプリ受賞。...

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ポルカさん

お元気でしたか。病院から戻りました。コメント返事できなくてごめんね。
ポルカさんの紹介記事はやっぱり好きだな^^
分かり易くて、映画が伝えたいことをしっかりと掴んでいるし・・。
この映画はまだ観てないので、リストに加えておきますね。

今年もよろしくお願いします

ポルカさん、この映画は昨年見逃してしまったんですが、ジェニファー・ローレンスは、シャーリーズ・セロン主演「あの日、欲望の大地で」でセロンの子供時代を演じていて印象深かったです。

ビデオが出たら観たいと思います。

新年、最初に観たのが「ヒミズ」で次に観たのが「灼熱の魂」です。
新年早々、暗い映画が続いてしまいましたが、「ヒミズ」は作品の評価より好き嫌いで観てしまう嫌な映画でしたが、「灼熱の魂」は民族、宗教がぶつかりあう中東を舞台に亡くなった母親の遺言で、父親と兄を探すことになった双子の姉弟が待っていた真実には、かなり衝撃を受けました。これはお奨めですよ^^

しげちゃんさんへ

しげちゃんさん、こんにちは~。
コメントの返事は気にしないでください。
こちらこそレス遅くなってすいません。
感想はあまりネタばれしないようにとは思ってるのですが・・・
けっこう時間がかかったわりにたいしたこと書けてないなっていつも思ってます(汗)
ありがとうございます。
嬉しいコメントいただき、励みになります^^
病院から戻られたとのこと、お大事になさってください。
またそちらにも伺いますね♪

伸坊さんへ

伸坊さん、今年もよろしくお願いします^^
「あの日、欲望の大地で」未見なので、チェックしてみます。
ジェニファー・ローレンス、今後も注目ですね。

「ヒミズ」は受賞などで話題になっていますね。
予告は観たのですが、ちょっと気分が重くなるような内容ですね。
園監督の映画はまだ観たことないので、観てみたいと思います。
わ~~っ、「灼熱の魂」これ凄く観たいと思ってました!
予告だけでも引き込まれて・・・衝撃の真実を知りたいです。
こちらでは上映があるようなのですが、時期は未定です。
伸坊さんもお薦めということで、期待度UP!
是非劇場で観たいと思います^^

J・エドガー

こちらのカキコですみません(^^ゞ

今日、話題の映画をお先に観てきました^^

有名なFBI長官フーバーの半生を描いた作品ですが、1920年代から晩年の70年代前半まで過去から現在までを交差しながら描いていて、ディカプリオが迫真の演技で演じきり、アメリカの暗部というか裏面史を観るような衝撃を受けるような映画でした。

クリント・イーストウッド監督の代表作がまた増えたかな。^^

観たいです♪

伸坊さん、こんにちは~。
報告に来てくださってありがとうございます。
この映画、すっごく興味があります!
ディカプリオはゴールデン・グローブ賞にもノミネートされていましたよね。
イーストウッド監督おそるべしですね^^
もうすぐ公開みたいなので、楽しみです♪

ポルカさん、こんにちは!

これやっと観ました。

少女の凛々しい姿が感動的でしたね!
普通17歳なら、もっと豊かに生きてるでしょうに、
あんな過酷な状況を一人で背負わされて、本当に気の毒でした。

それでも、家族を守る、そしてここで生きていくという
ハッキリとした目的があるので、
あらゆる困難に実に強く逞しく挑んでましたね。
ジェニファー・ローレンスの演技はほんと素晴らしかったと思います。

伯父のティアドロップの優しさも伝わってきて良かったですね。

YANさんへ

こんにちは~。
ご覧になったんですね^^
ほんとに、17歳といえばまだ守られている立場だし、
楽しいこといっぱいの年頃ですよね。
それなのにリーは自分が家族を守らなければならい過酷な状況で、
いったいどうなるのかとても心配でした。
しかし、あきらめずに突き進んでいく姿に若さと逞しさを感じました。
ジェニファー・ローレンスの静かだけど意志の強さを感じる演技は素晴らしかったですね。

ティアドロップ、見た目は恐かったけど(汗)
彼の不器用だけど、リーに対する優しさが感じられてよかったですね。
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ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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