牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件

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エドワード・ヤン監督

チャン・チェン
リサ・ヤン
ワン・チーザン
クー・ルーユン
タン・チーガン
ハン・ホンミン

 高校の夜間部に通う小四(チェン・チェン)は、不良グループの「小公園」に属する王茂(ワン・チーザン)や飛機(クー・ユーハン)らといつもつるんでいた。小四はある日小明(リサ・ヤン)という少女と出会い、淡い恋心を抱く。彼女は小公園のボス、ハニー(ハン・ホンミン)の彼女だった。ハニーは敵対するグループと小明をめぐるいざこざで、姿を消していた。


 なんか「伝説の傑作」といわれるすごい映画らしいということで、これは見なければと思い、ぜんぜん知らなかったけど映画通のふりをして見てきましたよ(笑)25年前に上映して以来DVD化もされてなかったようです。東京にいる娘はチケットが取れないって言ってましたが、静岡では余裕でした^^上映時間、なんと236分!なんと休憩なし!不安を抱えつつも無事席を立つことなく観賞できました^^
 1961年に台湾で実際に起こった事件をモチーフにした青春映画で、時代背景は1950年代末期から1960年だそうです。少年の恋を軸として、彼をとりまく環境、家族、友情、などが描かれています。純粋で残酷な青春の1ページという感じでした。
 小四は両親が外省人と言われる移民で、しっかりした家庭のふつうの高校生。しかし仲の良い友人たちが不良グループ「小公園」に属するしていることから、不良グループ同士の抗争に巻き込まれていきます。さらに小四が思いを寄せる小明は小公園のボスの彼女だったのでややこしいことに(^_^;)。
 小明がいわゆる魔性なんですよね。美人というよりどちらかという素朴なかわいさで、蒼井優ちゃんタイプ(笑)もめ事、みんな彼女がらみだったような気がする(汗)ボスがドラゴンとかじゃなくてハニーって(^_^;)登場したハニーは、ファッションとか雰囲気とか、名前同様インパクトがあり、哲学的で自ら破滅に向かっているような感じでした。
 小四の家族がとてもいい家族でしたね。しかし外省人である両親は台湾での生活に物足りなさを感じているようでした。父親が共産党との関係を疑われて尋問されたり、真面目そうな兄が、ガラの悪そうな場所に出入りするようになるなど、家族を通しても時代背景や取り巻く環境が見えてきます。日本人が住んでいたという家屋も興味深かったです。
 小四役のチャン・チェンって、後でわかったのですが見たことあるイケメン俳優さんでした@@「グリーン・デスティニー」「レッドクリフ」に出てたんですよね、いい感じに成長なさってました!等身大の自然な演技が素晴らしかったです。小四の親友でプレスリーに憧れている小猫王がいいキャラでしたねー^^ライブシーンもよかったし、歌の上手さにびっくり。
 撮影所に忍び込んだり、同級生に淡い恋心を抱いたり、友人たちと過ごす少年たちはとても瑞々しかったです。一方、少年たちの身近にいる不良グループたちの裏社会さながらの暴力的な抗争も描かれていて、どちらも印象的でした。ラストは純粋さゆえに起こしてしまった悲劇だと思いました。
 4時間近い映画でしたが、内容の濃いドラマを一気見してるような感じで見応えがありました。温かみがある優しい映像もよかったです。監督の「ヤンヤン夏の想い出」も見たくなりました。 
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