イーダ

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パヴェウ・パヴリコフスキー監督

アガタ・チュシェブホフスカ
アガタ・クレシャ

 1962年のポーランド。孤児として修道院で育てられた少女アンナ(アガタ・チュシェブホフスカ)は、ある日院長から叔母の存在を知らされる。アンナは一度も面会に来たことのな叔母ヴァンダ(アガタ・クレシャ)の元を訪ね、イーダという本当の名前を聞かされる。イーダは自らの出生の秘密を知るために、叔母とともに旅に出る。


 ポーランド映画、以前観た「ソハの地下水道」もいい映画でしたね。この映画にも悲しい歴史的な背景がありました。モノクロ、音楽はジャズで独特の雰囲気があり、時折映し出される芸術的なシーンが、ハッとするほど美しかったです@@バンド演奏のシーンもよかった♪
 少女イーダが修道女の誓いを決意するまでを描いています。イーダはヴァンダとの旅で出自を知り、旅の途中でミュージシャンの男性と出会います。修道院でのイーダ、初めて会ったのにリアクションの薄い叔母と姪、物語は淡々と進んでいくものと思われましたが、イーダの両親について話を聞くうち衝撃的な事実が明らかになります(ショック><)。
 口数が少なくほとんど表情を変えないイーダは自分の運命を静かに受け入れて生きているように見えました。そんな彼女が叔母との旅を通して色々な経験をし、自分の意志で行動していく姿が感動的でした。ドレスだって着てみたいし、恋愛だってしてみたい、ふつうの可愛い女の子イーダの姿にホッとしたし微笑ましかった。ベールを外すとイメージが変わりますね。
 イーダ役のアガタ・チュシェブホフスカは女優経験がなかったみたいで、びっくり@@すごく目力があって魅力的な娘さんでした。セリフも少ないし喜怒哀楽も顔に出ないので目だけで感情を伝える演技、素晴らしかったです。
 修道院で何も知らずに心静かに生活していたイーダと闇を抱えたまま生きてきたヴァンダは対照的。ヴァンダはかつて検事でしたが、今はすさんだ生活をしているのです。イーダとは違った豊かな感情表現で演じたアガタ・クレシャの存在感に圧倒されました。
 少女の成長の物語であり、ロードムービーでもありました。それを80分という短い時間の中に流れるように描き、完結させているのはすごい。ツッ込みどころなしです(笑)とってもいい作品でした。地味映画としてお薦めしたいと思います^^
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おめでとう!

ポルカさん、こんにちは。
アカデミー賞の外国語映画賞、受賞しましたね。ぱちぱち!(拍手)
・・と言っても、自分はまだ見ていないけど( ̄∇ ̄;
一足先にポルカさんからのオススメがあったので、
やった~!と思っちゃって。(なぜ・・笑)
自分が見るのはまだ先になりそうだけど;;
益々楽しみになってます。
(そうそう、馬の映画はやっぱり予告編見た事なかったです。)

ところで、今シネコンで「未体験ゾーンの映画たち」って言う映画祭をやってるんですが・・そちらでもやってるかな?
タイトルからしてB級っぽいのとか、なんだか妙に楽しそうで(笑)
一番近いシネコンなので、いくつかチェックしています。
掘り出し物があったらいいな~(^^ゞ

つるばらさんへ

こんにちは~。
レス遅くなってすいません。
ありがとうございます!(なぜかお礼・・・笑)
アカデミー賞外国語映画賞受賞、わ~い!やりました♪
なんかすごく嬉しい気持ちになりましたよ(^◇^)
もはや地味でないような・・・(笑)
ご覧になったらまたお話できるのを楽しみにしてます^^
馬の映画・・・やっぱり(笑)
私も劇場予告観るまでぜんぜん知りませんでした。
お馬さん主役みたいだし、のんびりムードな雰囲気のなか、
突然エグイシーンが出てきて(そこ?笑)面白そうって思って。

「未体験ゾーンの映画たち」(タイトルすばらしい!)知りませんでした。
さっそくチェックしてみたんだけど、
わ~怪しそうなのいっぱいで、面白そう!
こちらではやらないみたいです(>_<)
すごい興味あるので、掘り出し物見つかったら教えてくださいね♪
こちらでは静岡未公開作品イベントでいくつかくるんだけど、
その中で切られ役の俳優さんの映画が気になってます(地味そう)。
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ポルカ

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ジョニー・デップ大好き♪

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