裸足の季節

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デニス・ガムゼ・エルギュヴェン監督

イライダ・アクドアン
トゥーバ・スンングルオウル
エリット・イシジャン
ドア・ドゥウシル
ギュネシ・シェンソイ
ニハル・コルダシュ
アイベルク・ペキジャン

 イスタンブールから1000キロ離れた黒海沿岸の小さな村に住む美しい5人姉妹。姉妹たちは下校途中に男子生徒と海で騎馬戦をして遊んでいた。それを知った祖母は激怒、彼女たちはその日から外出を禁じられ、家に閉じ込められる。彼女たちを待ちうけていたのは花嫁修業の日々。姉たちの見合い話がまとめられていく中、末っ子のラーレ(ギュネシ・シェンソイ)はある計画を立てていた。


 トルコの女性監督デニス・ガムゼ・エルギュヴェンの長編デビューにしてアカデミー外国語映画賞(フランス映画代表)ノミネート作品です。ガールズ・ムービーってあんまり観てないな~すぐ思い浮かぶのは「キューティー・ブロンド」、あと「ゴースト・ワールド」(懐かしい)もそうかも。ヨハンソン可愛かったな~^^
 ひとかたまりになってる少女たちの美しい画像に惹かれて、チェックしてみたらよさそうだったので観賞。少女たちのまさにこの年代にしかない瑞々しさ、その瞬間を映し出しているような映画でした。よかった!
 5人姉妹がみんなかわいい!無造作に伸ばした長い髪が原題の「mustang」(野生の馬)のイメージを感じさせます。海ではしゃぐ姿、差し込む日差しの中で戯れる素足の眩しさ、ナイショで行ったサッカー観戦でのはじける笑顔、躍動感ある美しい映像に引きつけられます。
 家に閉じ込められた姉妹たちに待っているのは祖母と叔父が決めた相手との結婚のみ。逃げ出さないように家の周りに柵を作るという徹底ぶりはびっくりでした。処女であるかどうかの検査、女性を性的な対象としか見ていないような言動などには違和感を感じました。
 姉妹たちがそれぞれの道に進んでいく中で、性格があらわれていましたね。気になっていた三女エジェ(エリット・イシジャン)の抵抗は衝撃的でした(>_<)度胸と行動力のある末っ子ラーレがやってくれましたねー終盤はハラハラドキドキ、祈るような気持ちで応援していました。人の温かさを感じるラストがとてもよかったです。
 姉妹を演じた女の子たち、三女以外はオーディションで選ばれるなど演技経験がなかったみたいですが、素朴さがむしろ魅力的でした。これからどんどん洗練されていくんだろうなー^^彼女たちにとっても素敵な記録の映画になったと思います。
 この映画で描かれているトルコの女性に対する扱いには驚くことばかりだし、可哀そうだと思いました。勇気あるラーレの姿に監督の希望を込めた思いを感じました。 
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カルテル・ランド

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マシュー・ハイネマン監督

ホセ・マヌエル・ミレレス
エスタニスラオ・ベルトラン
ニコラス・シエラ・サンタナ
ティム・ネイラー・フォーリー

 メキシコ、ミチョアカン州。麻薬カルテル「テンプル騎士団」による抗争や犯罪が横行し、一般市民を巻き込んだ殺戮が繰り返されていた。政府は腐敗し、警察も当てにならない状況に耐えかねた医師のミレレスは、銃を手に市民たちと自警団を結成する。


 麻薬カルテルの映画は観たいと思っているので、近くのミニシアターに行ってきましたよ^^「ボーダーライン」は麻薬カルテルを警察側から描いたものでしたが、こちらはカルテルに支配されている地域の人たちのドキュメンタリーです。しかも監督が一人で撮ってるのです@@この映画が上映されてるってことは監督は無事だったてことですよね、ほんとよかった(^_^;)
 このミチョアカン州は長い間麻薬カルテルに支配され、お金を搾取されたり従わないと殺されたりとひどい目にあっているのです。家族を殺された人の話を聞くと信じられないぐらい酷くて、カルテルの非情さが伝わってきました。
 カメラは自警団とリーダー的存在のドクターミレレスの姿を追っていきます。自警団が武器を持ってカルテルのアジトを襲撃する様子、車で移動中に銃撃を受けるなど、色々衝撃映像すぎて逆にリアリティがないというかドキュメンタリーじゃなく演出された映画を観ている感覚になってきました(汗)パパ・スマーフとかキャスティングされて演じてそう(演じてません!)。
 家族もいる普通のお医者さんのミレレスが、恐ろしいカルテルに立ち向かおうとした勇気はすごいと思いました。巧みなスピーチで住民たちの指示を得て有名になっていくのですが、同時に命の危険にさらされることにもなるのです。カメラが回ってる中でのナンパには引いた(こういう人だったのね^_^;)
 自警団がカルテルの仲間を捕まえて暴行したり、銃撃の疑いということで警官を連行するところはショッキングでした。もうどっちが悪人だかわからなくなってきます(>_<)目の前で拳銃突きつけてる光景(!)を撮影してる監督の根性はすごい@@実は映画にできないもっとすごい映像があったりして(汗)
 アメリカ側にもメキシコ国境沿いで不法移民の侵入を防ぐためパトロールしている自警団がいて、元陸軍兵士のリーダーは強い使命感を持って活動しているようでした。一方冒頭、暗闇で違法薬物を作っている怪しげな男たちが「アメリカ人が来て作り方を教えてくれた」と言っていたのが耳に残っていて、カルテルとアメリカの関わりなど考えさせられました。
 緊張感ある映像、スキャンダルも含めて色々あったミレレス、そしてまさかの裏切り、これがドラマじゃないんだからほんとにすごいです@@見えない繋がりも色々ありそうだし、新しい形になった自警団を見て、結局武器を持ち強い立場になった人たちが支配する構図は変わらないような気がして不安な気持ちになりました(>_<)  
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ポルカ

Author:ポルカ
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