Mommy/マミー

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グザヴィエ・ドラン監督

アンヌ・ドルヴァル
スザンヌ・クレマン
アントワン=オリヴィエ・ピロン

 架空世界のカナダ。ダイアン(アンヌ・ドルヴァル)はADHDを抱える15歳になる息子スティーヴ(アントワン=オリヴィエ・ピロン)がいるシングルマザー。スティーヴが矯正施設を退所し二人は一緒に暮らし始めるが、攻撃的で情緒不安定なスティーヴは度々問題を起こしダイアンを困惑させる。そんな中、向かいに住むカイラ(スザンヌ・クレマン)と親しくなる。


 楽しみにしてました♪ドラン監督作品というだけで、絶対観たいと思ってしまう。そんな魅力のある監督さんです。
 障害(ADHD)を持った子供とその母親のお話です。同じ立場でなければわからない思い、苦労はあると思いますが、私も息子を持つ母なので色々考えさせられました。シリアスなテーマながら、やっぱり印象に残る素敵なシーンはありましたね。
 ケバケバしてて元ヤンっぽいダイアンとスティーヴのハードな掛け合いにたじたじ(^_^;)でも仲の良さが伝わってきます^^
 パーソナルな部分を強調しているような1対1の画面が、スティーヴがこじ開けるようにして広がった時にはより解放感が感じられて、すごい演出だと思いました。ショッピングカートで暴走するスティーヴ、いい表情してたなーとても好きなシーンです。
 ダイアンとスティーヴにとって、カイラ(スザンヌ・クレマン)の存在は大きかったですね。カイラは何かのストレスからか吃音症になっていたのですが、二人と親しくなったことで快方に向かっているように見えました。楽しそうな3人の姿、カイラに勉強を教えてもらっているスティーヴの真剣な表情には、未来に希望を感じました。そんな彼を見てダイアンは嬉しかったんじゃないかな。3人で踊るシーンが素敵♪
 しかし現実は厳しいものでした。そして辛い選択(>_<)ダイアンに葛藤があったのもわかるし、ずっと息子を思う母の姿でした。3人のドライブでダイアンが夢に見る情景は切なかったですね(T_T)
 アンヌ・ドルヴァルとスザンヌ・クレマンは「マイ・マザー」にも出てましたね。「マイ・マザー」ではあまり絡みがなかったように思うけど、二人とも強すぎる個性をもってるので一緒だとかなり濃ゆいです(^_^;)激しい感情表現をみごとに演じたアントワン=オリヴィエ・ピロンが素晴らしかったです。
 今思い出してみるとふしぎとダイアンとスティーヴの楽しそうな姿の方が印象に残っていますね、ラストもとても優しかったし。いい時も苦しい時も愛情ある二人として描かれているところがよかったと思います。

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8月に近くのミニシアターで、特集上映やります!
「わたしはロランス」を映画館で観たいな~♪
悩ましい表情にドキッ♡
「映画が彼に恋をしている。」というキャッチコピーが素敵。  
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イニシエーション・ラブ

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堤幸彦監督

松田翔太
前田敦子
木村文乃
三浦貴大
前野朋哉

 side-A 就職活動中の大学生鈴木は、友人に誘われた合コンで歯科助手のマユ(前田敦子)と出会う。マユと付き合いはじめた鈴木は、おしゃれな髪型、服装に変え、彼女につり合う男になろうとする。
 side-B 就職した鈴木は東京本社へ転勤となり、週末ごとに東京とマユの待つ静岡を行ききする。しかし東京本社の同僚美弥子に出会い心が揺れ始める。


 最後の5分でミステリーに変わるというのがとても気になって気になって。たぶん観ることないと思って、ネタばれ読んじゃったんです。しかし地元静岡市が舞台ということで、なんか盛り上がってるみたいだし、時代もリアルタイムで懐かしそうなので主人と観てきましたよ^^
 ネタばれ済みということで面白みが半減するのではないかと思われましたが、伏線を探しながら観るというのもとても楽しくて、これはくせになりそうです(笑)「ゴーン・ガール」も楽しみになってきました♪
 原作の乾くるみさん、名前からしててっきり女性かと思ったら男性だったんですね@@物語は男性目線で描かれてるので納得。主人公と同じ静岡大学理学部出身ということで、ご自身がモデルになっているのでしょうか?それとも願望?(^_^;)映像不可能と言われていたようですが、映画だから納得してしまうやり方は見事でした。静岡と東京を舞台にしたラブストーリーをside-A、side-B とするアイデアが面白かったです。
 静岡編ではおく手の男子が可愛い女子にアプローチされたらこうなるみたいなところがユーモラスでした。恋の始まりをコメディタッチで描いていて楽しかったです。鈴木がどんどん変わっていって、恋の力ってすごいって思いました。あっちゃん、元アイドルの本領発揮でしたね。可愛かったです。甘え上手なブリっ子で鈴木をメロメロにしてましたね。マユのまわりに花が咲くのがツボでした(笑)知ってる場所たくさんでてきたのも嬉しかったですね。海水浴のシーンは景色が違うと主人が突っ込みを入れてました(笑)
 東京編では遠距離恋愛となった鈴木とマユ、そして新たな女の登場。私も遠距離だったので、当時のことを思いだして懐かしかったです。私たちは「シンデレラ・エクスプレス」でしたが(笑)鈴木が車で行き来するのはしんどそう。マユが一度も東京に行かなかったのは何故かな?って思った。鈴木が乗ってたスターレットは昔の我が家の車だったので、久々に走ってるの見られて嬉しかったです♪
 美弥子はちょっとクールで洗練された大人の女性って感じで、マユとはまったく違うタイプでしたね。木村文乃さんがとってもキレイ。鈴木の気持ちの変化によってマユへの態度が変わっていくのがリアルでした。個性的な友達との絡みで笑えるところはありましたが、楽しかったA面とは違うシリアスな展開になってました。ラストは原作とは違うようですが、よかったと思います。女性目線だとかなりスッキリするんじゃないかな^^その前に確認作業のような映像が出るんだけど早すぎてついていけなかった(>_<)
 音楽は「SHOW ME」とかオメガトライブとか懐かしい曲ばかり♪美弥子の両親が鶴太郎さんと手塚さんだったのは、わかる人にはわかる(笑)来ていたのは若い人たちが圧倒的に多かったけど、実は当時若者だった自分世代の人たちの方が楽しめる映画だと思います^^ 

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

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モンテン・ティルドゥム監督

ベネディクト・カンバーバッチ
キーラ・ナイトレイ
マシュー・グッド
マーク・ストロング

 第一次世界大戦が始まる1939年。ケンブリッジ大学特別研究員で27歳の天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はアラステア・デニストン中佐の指揮の下、ヒュー・アレクサンダー(マシュー・グッド)らとともにナチスの暗号機エニグマの解読に挑むチームを結成する。協調性を欠くチューリングはひとり暗号解読装置の設計に没頭する。


 第一次大戦という背景の中でエニグマ暗号を解読したアラン・チューリングという人物に焦点を当てて描かれています。アカデミー賞脚色賞受賞、その他色々な映画賞ノミネートというのが納得の素晴らしい作品でした。マイケル・キートンに主演男優賞とって欲しいって思ったけど、カンバーバッチも同じくらいすごかった。エディ・レッドメインはどんだけすごいんだろう?(^_^;)
 チューリングって学生時代のようすからもわかるように、人との関わりがうまくできない変わり者のイメージ。唯一仲がよく、思いを寄せていた親友とのエピソードは切なかったですね。
 チューリングはチームの中でも平気で人を見下すような発言をし、自分勝手な行動をとる。そしてひとりで暗号解読装置を作りはじめちゃうんです。早口のしゃべり方が、シャーロックとかぶる(笑)そんな中、ジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)が加わったことでチームの雰囲気が変わっていきます。チームに美形のマシュー・グッドがいた!インテリの役も似合いますね、素敵^^
 キーラって、ごめんなさい今まで好感をもてなかったんだけど、はじめていいって思いました。ジョーンはすごく優秀なんだけど、ふつうのお嬢さんって感じで、そんな派手さのない役がこんなにハマるなんて@@
 チューリングはジョーンという理解者を得て救われましたね。研究者として、チューリングと仲間たちのクッションのような存在としても彼女の力は大きかったと思います。チューリングが解雇されそうになるシーンは感動しました。チューリングとジョーンの関係に温かいものを感じるともに、お互いの気持ちを考えると切なくもありましたね。
 エニグマ解読に関わった軍、諜報機関の思惑は興味深かったです。マーク・ストロングのMI6、やっぱりハマってます。家族にも教えることができない機密に関わった人たちの苦悩に胸が痛みました。チューリングの興味はエニグマを解読することだけだと思ったけど、国のことを考えていたんですよね。
 その後のチューリングに対する扱いには怒りと悲しみを感じました。あまりにもひどい(>_<)色々な要素はあるけれど、私はチューリングとジョーンの友情に惹かれました。ラストのジョーンの優しさにはグッときましたね(涙)「誰にも思いつかない人物が、誰にも思いつかないことをやってのけたりするんだよ」自信を持てるような言葉、印象的でした。
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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