フォックスキャッチャー

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ベネット・ミラー監督

スティーヴ・カレル
チャニング・テイタム
マーク・ラファロ

 レスリングオリンピック金メダルのマーク(チャニング・テイタム)は練習環境に恵まれず苦しい生活を送っていた。ある日デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)からソウルオリンピック金メダル獲得を目指すレスリングチーム「フォックスキャッチャー」の結成プロジェクトに誘われる。


 1996年にデュポンの御曹司が金メダリストを殺害したという事件の実話で、その事件が起こるまでが描かれています。チャニングはもともとマッチョなイメージがあるけど、ラファロって自分の中ではイケメン風のイメージなので、体型から髪型までぜんぜん違っててびっくり@@スティーブ・カレルははじめてだったので、不気味なオーラを出す人だなって思ったらコメディ映画にも出てる人だったんですね。写真見たらまったく違う感じだったのでこれまたびっくり@@二人ともすごい役作り!
 マークの負のオーラがハンパない(>_<)生活も困窮してるみたいだし、兄デイヴ(マーク・ラファロ)に対しては嫉妬心からか攻撃的になっていて、二人のスパークリングはすごい緊張感でした。デイヴは指導者としても一流で人望もあり、弟のことも常に気にかけているとってもいい人なのです。
 一方ジョンのストレスになってるのは母のようで、大好きなレスリングを全否定する母になんとか認めてもらおうとする姿が痛々しかった。練習風景を見に来た母の前でいいところを見せようとするのは「見て見て、ボクはこんなにすごいんだよ!」と言ってる子供みたいでした。敷地内にj銃の練習場があったり、戦車を買ったりしてるのも驚きでした(^_^;)
 ジョン、マーク、デイヴの関係にピリピリした緊張感が漂っていて、そんな中でのそれぞれの心理描写が見どころだと思います。レスリングの練習、試合風景もリアル!デイヴが来てからジョンの孤独感がどんどん強くなっていったように見えましたね。レスリングがとっても好きっていう気持ちは伝わってくるので、お母さんは認めてあげて欲しかったです。
 3人とも素晴らしかったです。カレル怪演!上目使いで静かな口調が恐いんですよ(^_^;)チャニングの顔つきと歩き方がゴ❍ラっぽくて、そのイメージが消えなくて困った(^_^;)わりと淡々と描かれていたので、ラストがより衝撃的に感じました。とても面白い(映画として)男の映画でした^^ 
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ビッグ・アイズ

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ティム・バートン監督

エイミー・アダムス
クリストフ・ヴァルツ
ダニー・ヒューストン
ジェイソン・シュワルツマン
テレンス・スタンプ
クリステン・リッター

 60年代アメリカで一大ブームを巻き起こした絵画ビッグ・アイズシリーズ。作家のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は一躍時の人となる。しかしその絵は彼の妻マーガレット(エイミー・アダムス)が描いたものだった。


 だいぶ前に劇場観賞したのですが、感想が今頃に(>_<)ティムとヴァルツということでは観ないわけにいきませんね(笑)ヴァルツ、バッチリハマってました。実話なんですよね。話題になったゴーストライター事件を思い出しましたよ(^_^;)ポップな映像が楽しかった♪
 内気なマーガレットとは対照的に夫のウォルターは、コミュニケーション力、セールス力が抜群で、ビッグ・アイズの絵を注目させることに成功。まず高級ジャズクラブに自分たちの絵を強引に飾らせてもらったり、注目されてからは絵を大量に印刷して安値で売るとか、アイデアが出てくるところはすごいと思いました。マーガレットも彼のペースに巻き込まれて従うしかない状況に。しかしウォルターを見てると出たがりだし、いったいいつ絵を描いてるんだって思われそうなものだけど(^_^;)
 もうね、ヴァルツ劇場でしたね(笑)胡散臭さ全開。どうしようもない嘘つき男なんだけど監督の演出とヴァルツのキャラのせいかなんか憎めないんですよね(^_^;)マッチ投げるとこツボでした(笑)エイミー・アダムス、ブロンドが似合ってて可愛かった。どんどん裕福になっていく生活、一方真実を言えない辛さを抱える複雑な表情が印象的。そして自分の意志で立ち上がる颯爽とした姿が素敵でした。
 絶体絶命の法廷でもブレないウォルターは、もはやあっぱれ(^_^;)主役はウォルターなんじゃないかな。マーガレットに、してやったり感がなかったのもよかった。内気なマーガレットだけでは絵が売れたかどうかわからないし、ある意味ビッグ・アイズは二人で作り上げたものだと思います。
 マーガレットが見る大きな瞳の幻覚がちょっと不気味で監督らしいですね^^結婚式のピンクのアーチが可愛かった♪ともすればドロドロになりそうだけど、ユーモアと温かい眼差しで描いたバートン流伝記映画だと思います。

おみおくりの作法

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ウベルト・パゾリーニ監督

エディ・マーサン
ジョアンヌ・フロガット

 ロンドンの南部、ケニントン地区の民政係ジョン・メイ(エディ・マーサン)の仕事は、ひとりで亡くなった人の葬儀を執り行うことだった。ある日ジョンの真向かいのアパートでビル・ストークという年配の男性が亡くなった。ジョンは解雇されることになり、ビル・ストークの案件が最後の仕事になる。


 今年も素晴らしい地味映画に出会えました!地味だけど存在感があるマーサン、作品ごとに違ったイメージがあります。今回はまじめな公務員がぴったりで、なんとも味わいのある佇まいでした。
 ひとりで亡くなった人の家を訪ねてまず写真を見つけます。そして故人の知人の手掛かりを探して訪ねていき、葬儀に招待します。オープニングでもジョンが一人で葬儀に参列していたし、見つからないことが多いのかもしれません。
 故人の宗教を探しだし、弔辞も考え、BGM選びまでジョンが行うのです。整理された机、定位置のハンガー、いつも同じ夕食、几帳面な性格らしいジョンの日常がユーモラスに描かれています^^ジョンもひとり暮らしなんですよね。でも寂しさは感じられなくて、仕事に対する充実感が伝わってきます。
 ジョンは葬儀を終えて見おくった人の写真をアルバムに貼っています。実際に会ってはいないけれど、おくってあげた人の記憶を残す。そんな思いだったのかもしれません。
 しかし近所のアパートで亡くなったビリー・ストークの葬儀がジョンの最後の仕事になってしまいます。いつにも増して熱心に仕事に取り組むジョンはビリーの知人探しの旅に出かけます。旅の中で今まで食べたことをないものを食べたり、ホームレスの人たちとお酒の回し飲みをしたり、初めての経験をするジョン。マーサンの淡々としたリアクションが微笑ましくて自然と笑顔になってしまいます^^ジョンは生真面目に生きてきた自分とは正反対のビリーの武勇伝を聞き、彼に対して憧れのような気持ちを感じたんじゃないかな。最後にジョンのマネしようとしたとこがかわいかった^^
 ビリーの娘ケリー(ジョアンヌ・フロガット)との出会いもなんかよかったなーずっとあんまり表情がなかったジョンの笑顔がとっても素敵でびっくりしました@@その後は予想外の展開だったけど、最後にあんなシーンが待っていたとは・・・涙
 それは胸が締め付けられるような光景で、とても温かいずっとずっと心に残る素晴らしいシーンでした。「よかった~」ってしみじみ思える映画でした^^
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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