それでも夜は明ける

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スティーブ・マックイン監督

キウェテル・イジョフォー
マイケル・ファスベンダー
ベネディクト・カンバーバッチ
ポール・ダノ
ポール・ジアマッティ
ルピタ・ニョンゴ
サラ・ポールソン
ブラッド・ピット

 自由黒人のバイオリニスト ソロモン(キウェテル・イジョフォー)はある知人の紹介でワシントンで開かれるショーでの演奏を頼まれる。しかし興行主に騙され、奴隷として売られてしまう。奴隷市場に着いたソロモンは大農園主のフォード(ベネディクト・カンバーバッチ)に買われる。


 アカデミー賞作品賞受賞。ルピタ・ニョンゴも助演女優賞を受賞しましたね。騙されて誘拐され、奴隷として売られたソロモンの12年間に及ぶ奴隷生活を描いています。
 自由黒人っていったいどういう基準で決められるのでしょうか?黒人にも差別があるってこと?自由黒人の証明書を持っているソロモンの家族は白人とともにふつうの暮らしをしていました。しかし騙され、一夜にして奴隷にされてしまうのです。
 ソロモンをひどい目に合わせる白人たち、こすい奴隷商人ジョン(ポール・ジアマッティ)、結局保身に走るフォード(ベネディクト・カンバーバッチ)、たいしたことないのにやたら威張るジョン(ポール・ダノ)、最悪!エドウィン(マイケル・ファスベンダー)が憎らしくて、彼らには強い怒りを感じました<`ヘ´>みんなの演技は素晴らしいですよ^^ブラピもちょこっと出ていましたね。ロクな白人がいなかった中で唯一いい人だったのが救いでした。
 ソロモンに対する仕打ちの数々はどれも目をそむけたくなるようなものでした。首つりのシーンでは、誰も助けない、黒人たちもまったく気にも留めない、というような光景が異様でした。
 エドウィンは、パッツィーに好意を持っているのは明らかなのに、認めたくないという心の葛藤が暴力という形で彼女に向けられたように思いました。鞭打ちのシーンは目をそむけたくなるほどむごかった><
 今回のマイケル・ファスベンダーは、はっきり言って「地獄に堕ちろ!」って感じでしたね。そのくらい役になりきっていてすごい存在感だった。「シェイム」に続いてということで監督のお気に入りなのかな。
 パッツィーがにエドウィンに涙ながらに訴えるシーン、ルピタ・ニョンゴが言葉を絞り出すように発したセリフは胸に突き刺さり、素晴らしかったです。一人人形を作る姿には、まだあどけない少女なのにと思い泣けてきた><
 キウェテル・イジョフォーはどっかで見たことあるって思ったら、「キンキーブーツ」の彼(彼女)でした!あまりにもタイプが違いすぎてびっくり@@前のイメージが記憶からないまま観てよかった(笑)ソロモンは奴隷となっても卑屈にならなかったところがよかったと思います。その瞳には意志が感じられました。
 この映画を通して、黒人奴隷たちがどのような生活をしていたのかがよくわかりました。映画で描かれていた奴隷の生活は想像以上に過酷なもので、人間扱いされず家畜同然に扱われていたことにとてもショックを受けました。親子が別々に売られるところは辛かった><ソロモンを見送るパッツィーの姿を思い出すとラストに感動することができませんでした。
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テルマ&ルイーズ

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リドリー・スコット監督

スーザン・サランドン
ジーナ・デイヴィス
ハーヴェイ・カイテル
マイケル・マドセン
クリストファー・マクドナルド
ブラッド・ピット

 アーカーソン州の小さな町に住む専業主婦テルマ(ジーナ・デイヴィス)とウエイトレスで独身のルイーズ(スーザン・サレンドン)の二人はドライブ旅行に出かけた。夕食を取るために立ち寄ったカントリーバーで悪酔いしたテルマは店の男ハーランに乱暴されそうになる。


 「今まで観てなかったのかい!」シリーズです。そもそもリドリー・スコット監督だって知らなかった(汗)ロードムービー、好きです♪
 テルマとルイーズがドライブ旅行に出発するシーン、二人のワクワク感が伝わってきます。しかしわりと早い段階で事件が勃発、楽しいはずの旅行が一転してしまいます。あんなに楽しそうだったのに><
 事件の背景には彼女たちの抱えるものも見えてきます。二人が逃避行を続ける中での出会い、一進一退の状況に目が離せません。
 テルマはふだん夫に抑えつけられてる分、開放的になってはじけてしまいましたね。世間知らずというか軽いというか、あぶなっかしいんですよ。
 ジーナ・デイヴィスが若くて可愛かったですね~テルマがだんだん大胆に、強くなっていくのも見どころだと思います。夫にぴしゃりと言ってやったとこは気持ちよかった^^スーザン・サランドンの全身から漂う安定感はさすがです。気丈にふるまっていたルイーズが泣きわめくシーンでは、彼女の絶望感が伝わってくる迫真の演技でした。
 マイケル・マドセン、ハーヴェイ・カイテルという自分の中では怪しいイメージの二人がふつうにいい人だったのが新鮮でした(笑)
 どんどん状況が悪くなって追い詰められていく二人。でもそんな彼女たちを生き生きと魅力的に描いているところがとてもよかった。二人の絆を感じさせるラストも印象的でした。

太陽の帝国

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スティーブン・スピルバーグ監督

クリスチャン・ベイル
ジョン・マルコビッチ
ミランダ・リチャードソン
ショー・パントリアーノ
ナイジェル・ヘイヴァース
伊武雅刀
片岡孝太郎

 1941年の上海。英国租界の邸宅に両親と暮らすジム(クリスチャン・ベイル)は空を飛ぶことに心を奪われ、日本軍の「零戦」のパイロットに憧れていた。日本軍が怒涛のごとく市街に侵攻し、ジムは両親と離れ離れになってしまう。


 第2次大戦下の上海が舞台。戦争に対してどちらか一方の側に立って描くとか反戦がテーマではなく、戦争に巻き込まれてしまった一人の少年が成長していく姿を描いた映画だと思います。
 ジムは少年時代のクリスチャン・ベイルが演じてました!子役時代と印象が変わる人が多いけど、変わってない!今の彼をミニサイズにしただけって感じです@@
 ジムの両親は外国人居住地に住むイギリス人で、裕福な暮らしをしていました。ジムはとても飛行機が好きで、特にお気に入りは「零戦」。たとえ戦時下であってもジムにとって戦闘機は今の子供たちと同じカッコイイ飛行機でしかないのです。一緒に観ていた息子いわく、ジムの飛行機の知識はかなりマニアックだそうです(笑)
 上海への日本軍の侵攻により逃げまどう人々。ジムの家族も人の波にのまれ、ジムは両親と離れ離れになってしまいます。親にとってこんなに辛いことはありませんね><お坊ちゃま育ちのジムが心配でたまりません。
 現地の子供に追いかけられたり、食べるものがなくなったり今まで体験したことがない状況を乗り越えながら徐々に逞しくなっていくジムの生きる力に感動しました。
 色々な人たちとの出会いも興味深かったです。アメリカ人のベイシー(ジョン・マルコビッチ)のジムに対する態度はシビアでしたね。でもジムはベイシーからタフでしたたかに生きる術を学んだ気がします。マルコ、いい味だしてましたね~若くてびっくり@@日本軍の捕虜収容所では、みんな自分のことで精いっぱいのギリギリの状態の中、ジムは活発に動き回っていて以前の彼とは明らかに違って見えました。
 伊武さんが日本人軍曹役で威厳ある存在感を放っていましたね。座布団運びの山田くんが、ハリウッド映画に出たって言ってたのはこの映画だったんだ@@ちょこっとでしたが唯一ユーモラスなシーンでよかったです^^あと石松さんもでてましたよ^^日本軍や戦闘機の描き方は正しいのかどうか分かりませんが、出撃の儀式のシーンなどどこか幻想的で美しい映像が印象的でした。ジムと同じく飛行機に憧れる日本人少年(片岡孝太郎)との心の交流には温かいものを感じました。
 とてもいい映画でした。観てよかった。純粋に飛行機を愛し、過酷な状況の中を逞しく生き抜いた少年にの姿に勇気をもらいました。監督の「戦火の馬」も観たくなりました。
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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