マンク 破戒僧

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ドミニク・モル監督

ヴァンサン・カッセル
デボラ・フランソワ
セルジ・ロペス
ジェラルディン・チャップリン
ジョセフィーヌ・ジャピ

 17世紀のスペイン、マドリッド。赤ん坊の時にカプチン派修道院の門前に捨てられ修道士に育てられたアンブロシオ(ヴァンサン・カッセル)は、すべての欲を断ち、規律を重んじる立派な修道士に成長する。ある日、仮面をかぶったミステリアスな修道士バレリオが見習いとしてやってくる。バレリオは不思議な力を持っていた。


 以前観た「モラン神父」はストイックな神父でしたが、今回は「破戒~」ということで色んな意味での(!)タブーを犯した修道士のお話です。ドミニク・モル監督は、あの恐~い映画「レミング」の監督さんです。
 原作の小説は160年間禁書になっていたそうです@@映画ではそこまですさまじいイメージはなく、幻想的な映像を交えながら芸術的に描かれていました。
 やっぱヴァンサンですよね~この役は^^アンブロシオも最初は規律を重んじるストイックな修道士だったんです。禁欲の誓いを破ったのもまんまとハメられた感じだし、ちょっとかわいそうな気もしました。しかしそうなった後は欲望のおもむくまま、もう止められません~(汗)頭巾をかぶってるのがカプチン派の特徴のようなのですが、かなり怪しく見えます(^_^;)
 見習いとしてやってきたバレリオの仮面が恐いんですけどーーー(゜ロ゜)暗闇からいきなり出てきたら絶対びっくりするって@@アンブロシオの頭痛を治したのだって「すごい」っていうより「恐い」って思っちゃった。
 誓いを破った修道女への罰はひどかったですね~本当にあんなことが行われていたなら恐ろしいことです><
 物語は黒魔術、アンブロシオの出生の秘密も絡み、衝撃的な展開になっていきます。
 アンブロシオと関わる女性役の二人、デボラ・フランソワとジョセフィーヌ・ジャピはどちらも美しかったです。デボラ・フランソワは「ある子ども」の彼女だったんですね。とてもいい雰囲気を持っていて魅力的、今後が楽しみな女優さんです。オープニングでエグイ(・_・;)告解をしていた男のセルジ・ロペスは私の中ではステラン・スカルスガルドとかぶってて、彼の役はステランもできる気がする(笑)セルジ・ロペスはラストに「それみろ!」的に再登場します。
 ヴァンサンはカリスマ性のある修道士姿と情欲にとりつかれ別人のようになった姿、どちらもハマってました。清純なアントニエ(ジョセフィーヌ・ジャピ)に迫るところはリアルに気持ち悪かった。ちなみにヴァンサンのサービスショットもありますよお~(^_^;)
 ゴシック・ホラー的なオープニング、陰と陽の演出、ダークで神秘的な美しい映像が素晴らしかったです^^ 
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その夜の侍

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赤堀雅秋監督

堺雅人
山田孝之
綾野剛
田口トモロヲ
新井浩文
でんでん
安藤サクラ
谷村美月
高橋努
山田キヌヲ
坂井真紀

 小さな鉄工所を営む中村(堺雅人)は5年前の引き逃げ事件で最愛の妻久美子(坂井真紀)を亡くし、深い悲しみと喪失感を抱えていた。その頃刑期を終え、出所したばかりの引き逃げ犯の木島(山田孝之)の元に「復讐決行日」までをカウントダウンする匿名の脅迫状が届くようになる。


 「~メソッド」がとてもよかった堺さんが主役ということと、ただならぬ雰囲気が漂っていて(笑)気になったのでチェックしていました。直球でズバッ、ズバッ、と胸に突き刺さってきて、いつまでも思いだしてしまう、そんな映画でした。
 こんな堺さん、初めて見た@@分厚いレンズのメガネにだらしなボディ、いつもの甘い笑顔も封印しています。妻の服を抱え、何度も何度も留守番電話の声を聞く姿に中村の深い悲しみと喪失感が伝わってきます。二人が一緒のシーンはないんだけど、留守電のメッセージからいい夫婦だってことがわかります。
 中村を取り巻く人たちは変わり者だけどどこか温かみを感じます。義理の兄の青木(新井浩文)は見合い相手を紹介するなど中村のことを気にかけています。従業員の佐藤(でんでん)と久保(高橋努)もいい味だしてましたね。キャッチボールのシーンがよかった。
 一方木島は善悪の区別がつかない自分勝手に生きているような男で、まったく共感できません。いつも一緒にいる小林(綾野剛)は嫌悪感を持ちながらも離れられず、木島にひどい目に遭わされた星(田口トモロヲ)と由美子(谷村美月)も何故か引きつけられてしまう。木島の周りの人たちからは、誰かと関わっていたいという孤独さが感じられました。木島の気分がコロコロ変わり、何をするかわからないところが不気味。山田くんの暴力シーンって凄みがあって恐いです(汗)
 堺さんと山田くん、どちらも一歩も引かない存在感で二人の演技を見るのが楽しかった^^クライマックスの体当たりの対決シーンは凄まじかったですね@@周りの俳優さんたちも個性的な人たちばかりでそれぞれが印象に残っています。新井さんもトモロヲさんも素晴らしかったです。安藤サクラさん、最高~(^_^;)
 善悪がわからぬまま大人になりなんとなく生きてる男に、汗まみれで働き真面目に生きてる男の幸せを奪われてしまう。そんなことが今もどこかで起こっているようなやりきれなさと、怒りを感じました。
 中村が木島を知り、対決することは彼の気持ちに区切りをつけるために必要だったんじゃないかな。私は「復讐」ではなく「再生」の物語だと思いました。シュールな描写と独特の間がちょっと癖になりそう。しばらく「プリン」は食べたくないな(^_^;)

007 スカイフォール

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サム・メンデス監督

ダニエル・クレイグ
ハビエル・バルデム
レイフ・ファインズ
ジュディ・デンチ
ナオミ・ハリス
ベレニス・マーロウ
ベン・ウイショー
オーラ・ラベス

 MI6エージェント ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は新人女性エージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)とともにトルコでの作戦に参加。その最中に仲間が殺され、情報が収められたハードディスクが奪われた。ボンドはディスクを取り戻すため、実行犯の傭兵パトリス(オーラ・ラペス)を追跡する。


 ダニエルボンドの3作目ですね。なんとか滑り込みで劇場観賞できました^^なんたって今回は俳優陣が豪華、悪役ハビエルにも期待♪
 面白かったです!全シリーズを観ているわけではないけれど、ボンドの内面がより描かれているように思いました。やけになってるボンド、初めて見た@@
 最初のアクションシーンがすごかった!スピード感と迫力のアクションが次から次と展開していき、まったく目が離せません。列車の上での格闘にハラハラドキドキ。サム・メンデス監督ってアクション映画のイメージがなかったのでビックリ@@作戦の失敗によりMもボンドも窮地に立たされてしまします。物語はそんな中での二人の関係を軸に展開していきます。
 ハビエルがなかなか出てこない。かなり引っ張ってましたね(笑)やがてハビエル演じるシルヴァがわりと静かに(不気味に)登場してきます。なんか口元に違和感があったんですよね~しゃべり方とか。理由は後ほどわかります(汗)シルヴァは元Mの部下で、Mに非情な指令を下された人物。今回の作戦でのボンドとダブっています。
 ボンドガールはベレニス・マーロウだと思うのですが、絡みは少なかったですね。女性エージェント イヴ役のナオミ・ハリスの方がボンドガール的な感じで、とってもキュートでした。注目のレイフさんも最初はいけすかない感じでしたが、徐々に好感度がUPしていきました。そしてQ、いいですね~ダサメガネも似合ってるし、ベン・ウィショーのマニアックな雰囲気がぴったり^^
 サイバー攻撃というところも今っぽくてよかったと思います。ラストのクライマックスはボンドの生家での対決で、ボンドらしい頭脳作戦と緊張感あるアクションは見応えがありました。Mに対するシルヴァの気持ちは愛憎という形で表れ、まるで母親に見捨てられた子どものようで可哀そうでもありました。終盤のシルヴァは口元の違和感がなかった。ハビエル、油断したな(笑)変装しても顔が目立つからすぐわかる?(^_^;)
 ダニエル素敵でしたね~~崖っぷちに立たされ(いや落っこちた)弱い面も見せて母性本能をくすぐりつつ、やんちゃでタフなボンドにうっとり。格闘シーンでも動きがスマートなんですよね、袖口を直すとかなにげないしぐさにドキっとしました^^そして改めて碧い眼が美しいなって思いました。
 ボンドの復活と新たなチームのスタートの物語で、50周年記念にふさわしいとっても楽しめる作品でした♪142分全然長く感じなかった^^  

テッド

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セス・マクファーレン監督

マーク・ウォールバーグ
セス・マクファーレン
ミラ・クニス

 いじめられっ子からも無視される孤独なジョンはクリスマスプレゼントとして贈られたテディベア友達になれるように祈った。するとテッド(セス・マクファーレン)に魂が宿り、二人は親友となる。それから27年後、中年になっても二人は親友同士でいつも一緒。ジョン(マーク・ウォールバーグ)の恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれるばかり。


 予告を観てテッドのかわいさにハマり、楽しみにしていました。思いのほかヒットしているようですね♪
 おとぎ話的なオープニングがよかったです。テッドはまだ毛並みがキレイで声もかわいい。しゃべるテッドにジョンの両親は超ビックリ!当たり前ですけどね(笑)そしてテッドはTVにも出て人気者になりました。
 27年後、やっぱり二人は仲よし^^テディもちょっと薄汚れて、くたびれ具合がいい感じ(笑)酒好き、女好き、マリファナ好きのたちの悪い中年クマになってました(^_^;)かわいいクマさんのイメージとはほど遠い下ネタトークと下品な行動、そのギャップが面白んですけどね^^微妙な角度の眉毛がチャームポイントです(笑)ギャップといえばマーク・ウォールバーグも中身は子供っぽいジョンを好演していました。
 街の人たちが違和感を感じずに、普通にテッドに接するところが面白い。テッドが車運転してても「やあ」みたいに(笑)ベッドで二人が歌う雷の歌、テッドの就活&お仕事(レジ打ち)する姿がおもしろすぎ(^◇^)
 二人が映画好きということもあって、色々な映画のオマージュが満載です。ちなみにジョンの携帯のテッドからの着信音が「ナイトライダー」だったのが個人的にウケた♪あのアメコミヒーローがゲイの恋人役でカメオ出演しています(笑)字幕に「クマモン」とか「ガチャピン」などのワードが出てくきてちゃんと日本仕様になってるところが楽しいですね^^
 ジョンの彼女ロリーはセレブな上司に言い寄られても子どもみたいなジョンが大好きなところが好感が持てます^^ミラ・クニスってキツそうで近寄りがたいイメージがあったけど、二人に振り回される姿がとってもキュートでした。
 ジョンとテッドの取っ組み合いのケンカがすごかった!(爆)パーティでも悪ノリで大騒ぎ(^_^;)私は見たことないのですが、「フラッシュ・ゴードン」知ってる人ならもっと盛り上がれそう。なんと終盤はちょっとハラハラする展開になってます。
 「ジョンの恋と友情は両立できるのか?」少々(?)下品でしたが、テッドの可愛さで帳消し(?)な~んも考えずに楽しめて微笑ましい気持ちになる映画だと思います^^テッドの声は監督なんですよね、ばっちぐーです(^◇^)

マドモアゼル

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トニー・リチャードソン

ジャンヌ・モロー
エットレ・マンニ
ウンベルト・オルシーニ

 フランス中央部の小さな村にマドモアゼル(ジャンヌ・モロー)と呼ばれ、村民に尊敬を受ける女教師がいた。村では水門が開けられたり、原因不明の火事が起こり、出稼ぎに来ているイタリア人のマヌー(エットレ・マンニ)に疑いがかけられていた。しかしそれらはマドモアゼルの仕業だった。


 お友達が紹介されていて、絶対観たいっ!って思いました。凄い映画でした~見てはいけないものを見ちゃった感じ(^_^;)村の人たちに尊敬される女教師マドモアゼルの秘密とは・・・@@
 オープニング、何やってるんですか~え~~っ!マドモアゼルの行動に驚かされます@@クールな表情の裏に欲求不満を隠し、そのはけ口に犯罪を行っているのです。村の人たちはそんな彼女の正体を知る由もありません。
 マドモアゼルは野性的で逞しいイタリア人のマヌーに興味を持っていて、森から見つめる姿が恐い。マヌーの息子のブルーノに最初は優しくしていたようなのですが、異常なほど厳しく接するのは思うようにならない苛立ちをぶつけているのかもしれませんね。ブルーノだけは彼女の行いに気づいていましたが、話したところで誰も信じてくれないとわかっていたのかもしれません。うさぎへの仕打ちはマドモゼルと通じる行動のよう(^_^;)
 とにかくジャンヌ・モローの存在感に圧倒されます。放火したり、家畜を毒殺したりとかなりすごいことやってるんです@@鳥さんの卵、衝撃的でしたね~あの時の快感のような表情がこわいよ~。そしてマヌーに対して欲望をむき出しにする姿は美しい獣のよう。この映画は彼女だからこそキョーレツなインパクトを残すのだと思います。いや~素晴らしかった!
 事件が起きるたび、マヌーは率先して手伝っているのに村人たちは彼に疑いの目を向けています。よそ者に対する偏見を持つ村の閉鎖的な姿も背景に描かれています。マドモアゼルに対しても一目置いているものの距離を持って接しているように感じました。
 あまりにも非情なラスト><しかしマドモアゼルの堂々とした姿はあっぱれと言うしかありません。
 モノクロ映像だったのはミステリアスな雰囲気でよかったと思います。音楽もなかったんですよね、セリフも全体的に少なくて、だからこそ映像に集中できたように思います。マドモアゼルの視線でとらえたマヌーのセクシーな姿とか。
 DVDのパッケージ、インパクトありますね!ピンクの文字と「マドモアゼル」の字体が好き^^
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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