レ・ミゼラブル

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トム・フーパー監督

ヒュー・ジャックマン
ラッセル・クロウ
アン・ハサウェイ
アマンダ・セイフライド
エディ・レッドメイン
サシャ・バロン・コーエン
ヘレナ・ボナム・カーター
サマンサ・バークス

 ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)はパンを盗んだ罪で19年間投獄されやっと仮釈放される。しかし生活に行き詰まり再び盗みを働くが、その罪を見逃してくれた司教の真心に触れ生まれ変わる決意をする。
 やがて市長にまで上り詰めたバルジャンだったが、警官のジャベール(ラッセル・クロウ)が彼を執拗に追いかける。工場で働く薄幸な女性ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)から娘のコゼットを託されたバルジャンは追跡を逃れながらコゼットを育て上げる。


 ミュージカルとしてとても有名ですが、舞台は見たことがありませんでした。なのでこの作品に接するのは初めてなので、とてもワクワクした気持ちで観賞。しかしワクワク気分はオープニングから吹っ飛びました~重たい展開><
 最初はちょっと歌うだけかと思ったけど、全部歌ってたんですね。そしてみんな歌が超うまい!!!ラッセルはギリでしたが(^_^;)それ以外はもうほんとに素晴らしい歌唱力で感動しました。すべての歌を実際に歌いながら生で収録したそうです。逃げて隠れてる時にいきなり歌い出したら見つかっちゃうよ~(笑)とかちょっと違和感を感じることもありましたが、歌によってより感情が伝わってきてよかったと思います。
 パンを盗んで19年の投獄って・・・しかもその扱いのヒドさ、あまりの変わり果てた姿にこれホントにヒューなの?って思いましたもの。そしてバルジャンを追う冷徹な警官ジャベール(ラッセル・クロウ)はかなりしつこいです。
 助けてくれた司教の温かさに心打たれたバルジャンは生まれ変わり、市長となって登場します。これこれ~いつもの紳士的なヒューだ^^囚人との落差ハンパない@@体重操作したのかなあ?歌も完璧でほんとにすごい。
 バルジャンの経営する工場で働くファンテーヌはバルジャンと深く関わっていきます。女工姿がすごく綺麗!なのにどんどん悲惨な姿になっちゃって、切なくなってしまいました。感情を絞り出すように歌うアン・ハサウェイ、素晴らしかった!ちょっと出番が少なかったけど、これはアカデミー賞もありなんじゃないかな。個人的には押したいと思います。
 ファンテーヌの娘コゼットを預かっていた宿屋のテナルディエ夫妻(サシャ・バロン・コーエン、ヘレナ・ボナム・カーター)とんでもないバカップルでしたね(笑)金の亡者の似た者同士で、面白かったです(笑)こんな宿屋にはぜったい泊まりたくないですね><
 成長したコゼットを演じるのはアマンダ・セイフリッド、とっても可愛いですね。彼女と一目で恋に落ちるマリウス(エディ・レッドメイン)は革命を志す学生です。二人の恋は前途多難、歌うことによって溢れる思いがより強く伝わってきます。マリウスに思いを寄せるエポニーヌ役のサマンサ・バークスもよかった。貧困にあえぐ民衆のため、蜂起する学生たちの姿は勇敢で美しかったです。
 暴動の最中でのバルジャンのジャベールへの思い、愛するコゼットのために奮闘する姿に感動しました。バルジャンが壮絶な人生から解放されるシーンは穏やかな空気が流れ、温かい気持ちになりました。そしてラストの民衆の歌では涙があふれました。
 今年の締めの映画は見応えのある素晴らしい作品でした^^ 
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ルート・アイリッシュ

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ケン・ローチ監督

マーク・ウォーマック
アンドレア・ロウ
ジョン・ビショップ
ジェフ・ベル
タリブ・ラスール
クレイグ・ランドバーグ
トレヴァー・ウィリアムズ
ジャック・フォーチュン

 兄弟同然に育ったファーガス(マーク・ウォーマック)とフランキー(ジョン・ビショップ)は民間兵としてイラク戦争に参加する。ファーガスは一足先に故郷リヴァプールに戻るが、イラクに残ったフランキーは戦場で帰らぬ人となる。


 ケン・ローチ監督、容赦ないですね。温かい空気などない、痛々しい現実を突き付けられました。今回初めて知ったのは民間軍事会社の存在です。民間軍事会社とは戦闘、要人警護、軍事教育など軍事サービスを行う企業です。戦争をビジネスにしている企業があるなんてショックでした><民間兵は企業から派遣される兵士。兵士も派遣とは。
 ルート・アイリッシュはイラクのバグダット空港と市内の米軍管轄区域グリーンゾーンを結ぶ世界一危険な道路と呼ばれているところです。その場所でフランキーが亡くなってしまいます。「マズい時にマズいところに」という理由でかたずける企業に納得できないファーガスは彼の死について探り始めます。
 ファーガスは気が強そうですがフランキーは優しそうな笑顔が印象的な温厚なタイプ。イラク行きもファーガスがフランキーを誘ったようです。二人は幼い時からの親友で、ファーガスのショックは大きく、彼の死に対する責任も感じていたんだと思います。
 イラクでは緊迫した様子が描かれていて、彼らがいかに危険な仕事をしているかがわかります。戦場から帰っても精神的なダメージを引きずっている人の姿は痛々しかったです。
 ある携帯電話が見つかり、そこには民間人までもが犠牲になる衝撃的な映像が残されていました。その携帯をめぐって企業も動き出し、隠されていたものが見え始めます。それはフランキーの優しさと企業の非情さでした。調査に協力するミュージシャンのハリム(タリブ・ラスール)にも危険が!
 戦争でお金儲けをする企業、高い報酬に引き寄せられる人たち、どちらも戦争に加担しているのと同じです。これでは戦争はなくならないと思います。監督は彼らを最後まで厳しさを持って描いています。
 これはね、観てよかった。今まで知らなかった戦場で起こっていることがわかったから。是非多くの人に観ていただきたいと思います。 

スーパー・チューズデー 正義を売った日

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ジョージ・クルーニー監督

ライアン・ゴズリング
ジョージ・クルーニー
フィリップ・シーモア・ホフマン
ポール・ジアマッティ
マリサ・トメイ
ジェフリー・ライト
エヴァン・レイチェルウッド

 正義感あふれる若き野心家スティーヴン(ライアン・ゴズリング)は民主党の有力候補マイク・モリス(ジョージ・クルーニー)の選挙キャンペーンをけん引する広報官。オハイオ州予備選が一週間後に迫る中、ライバル人影の選挙参謀ダフィ(ポール・ジアマッティ)から極秘面会を持ちかけられる。


 ゴズリンですね。今年結構ゴズリンの映画観てるなあ~まさに売れっ子って感じですね。スーツ姿も素敵でございました^^
 ちょうどアメリカ大統領選挙の頃に観たので、タイムリーで興味深かったです。映画では大統領選の鍵を握るオハイオ州での民主党予備選の戦いが描かれています。その裏ではライバル陣営から仕掛けられる罠、駆け引き、スキャンダルなどが繰り広げられていきます。ドロドロとしたものがおもしろい。
 大統領候補がジョージって似合いすぎ!女性スキャンダルがありそうなところも(笑)ベテラン参謀役のフィリップ・シーモア・ホフマンとポール・ジアマッティの重みのある演技が映画にリアリティをもたらしていました。
 スティーヴンはダフィからの誘いに乗ってしまったことと選挙スタッフのインターン、モリー(エヴァン・レイチェルウッド)と関わったことによって、ピンチに!スティーブンが困難をしたたかに乗り越えタフさを身に着けていくところが見どころだと思います。ゴズリンの涙、笑顔、ポーカーフェイス全部素敵です(*^_^*)
 マリサ・トメイ演じる新聞記者アイダは、弱みを握れば強く出て、情報を得るためにはすり寄っていくという態度がいやらしく、マスコミを皮肉っているように感じました。スティーヴンにガツンとやられたラストは気持ちよかったな~^^
 スキャンダルは命取りだとわかっていながら軽率な行動をとる政治家にはあきれるばかり、ラストシーンではまた繰り返されるであろう予感が(^_^;)演説のシーンは迫力があってよかったです。「信じる大義があればどんな事でもする」という言葉が印象的でした。 

ソハの地下水道

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アグニェシュカ・ホランド監督

ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ
ベンノ・フユルマン
アグニェシュカ・グロホフスカ
マリア・シュラーダ
ヘルバート・クナウプ
キンガ・プライス

 1943年、ポーランド。地下水道の管理と空き巣家業で妻子を養っているソハは、収容所行きを逃れるため地下水道に繋がる穴を掘っているユダヤ人たちを発見する。彼はユダヤ人を地下に匿う見返りに金をせしめようと思いつく。


 今年あと映画館で何本観れるかわからないけど、ここにきて大物映画登場!(偉そうですが笑)アカデミー賞外国語映画賞ノミネート(ポーランド)作品です。名前がみんな読みづらくて絶対覚えられない(^_^;)
 ナチス政権下のポーランドでの実話に基づいた映画です。極限状態に置かれた人々を描いたリアリティある演出、女性監督らしい細やかな心理描写が素晴らしかったです。ユダヤ人を救った一人の男の「良心」に感動しました。
 街で繰り広げられるユダヤ人虐殺の光景は目を覆いたくなるものばかり><ポーランド人は虐殺の対象ではありませんが、ユダヤ人をかくまったり不穏な行いをすれば即殺されてしまいます。
 ユダヤ人たちが隠れている地下水道は暗くて狭くてじめじめしていて見てるだけでも息苦しくなってきます。しかもユダヤ人狩りを行う将校が目を光らせているのです。見つかりそうになると移動しなければならないので、地下水道を知りつくしているソハだけが頼りです。次々と起こる困難な状況の中で繰り広げられるドラマは緊張感の連続で目が離せません。
 最初に登場したソハはタチが悪そうな雰囲気で(笑)お金をせしめてから密告してやろうと思ってたみたい。彼らに食料を運び、接しているうちにその気持ちは徐々に変わっていきます。自分だけでなく家族にも危険が及ぶかもしれない中で葛藤するソハ。何度もやめようと思ったに違いありません。でも見捨てることはできませんでした。
 ソハ役のロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(読みづらい)が素晴らしかった!最後は強い意志を持ってユダヤ人を助けようとする姿に胸を打たれました。ソハの奥さんがいい人なんですよね~ソハの家族の温かい雰囲気が微笑ましくホッとするシーンでした^^
 ユダヤ人たちは実際14ヶ月地下に隠れていたそうです。その生活は過酷で辛いものでしたが、歴史に名を残さないソハのような良心ある人たちがもっといたのではないかと思わせてくれる心温まる映画でした。
 エンドクレジットにその後のソハの事が書かれていました。そんな・・・・(T_T)
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ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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