ガス燈

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ジョージ・キューカー監督

シャルル・ボワイエ
イングリッド・バーグマン
ジョセフ・コットン
メイ・ウイッティ
アンジェラ・ラズベリー
バーバラ・エヴェレスト

 グレゴリー、ローラ夫妻はローラが幼いころに暮らしがロンドンの邸に住み始める。そこはかつてローラの叔母である大歌手のアリスが殺された邸宅で、事件は未解決のままだった。
 ローラは邸から出ることを禁じられ、グレゴリーから物忘れや盗癖を注意されるなど精神的に追い詰められていく。
 街で偶然アリスにそっくりなローラに出会ったロンドン警視庁のブライアンはアリスの未解決事件を独自に調査する。


 1947年日本公開作品、古いっ@@洋画好きの義父からDVDを借りて観ました。公開当時とても評判がよかったそうです。
 サスペンスですね、びっくりするような映像はありませんが、伏線をちりばめながら追い詰められていくヒロインの恐怖が描かれていて最後まで惹きつけられました。
 グレゴリー、なんか最初から変だった。ローラの旅行先に先回りしてたの、ストーカーみたいで恐いよ~恋するローラはむしろ嬉しいサプライズと受け止めてましたが(^_^;)グレゴリー役のシャルル・ボワイエは人気のあった方らいですが、キャラ作りのせいかじゅ~ぶん怪しかった。
 人におかしい、おかしいと言われ続けたらほんとに自分でもおかしいのかな?と思えてくる。まさにその状態に追い込まれていくローラの痛々しい姿を演じたイングリッド・バーグマンはアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。ドレス姿が綺麗でしたね~でも肩幅の広さにビックリ、意外とガタイのいい人だったんですね@@
 最初のロンドンのシーンでも怪しい光を放っていた街灯のガス燈は邸内の灯としても使われ、重要なアイテムとしてだけでなく映画をミステリアスな雰囲気にしていました。
 あのふてぶてしいメイド、クビにしてほしい(笑)丸顔、どっかで見たことあると思ったら、ジェシカおばさんでした!若いな~@@ミステリー好きでおしゃべりな近所のおばさんもスパイス的な存在で、ああいう人も必要ですね(笑)
 あっ、なんかいい感じのイケメン出てきた♪と思ったのはアリスのファンだったというブライアン警部。演じていたのはジョセフ・コットン。義父「‘第三の男‘にもでてるよ」ということで観たい!手袋のエピソードはよかったです^^
 もっとドロドロしたものを期待(笑)していたけど狙いはそっちだったのか~とちょっと拍子抜けしてしまいましたが、ラストはハラハラするところもスッキリするところもあってよかったです。 
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)

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ルパート・ワイアット監督

ジェームズ・フランコ
アンディ・サーキス
フリーダ・ピント
ジョン・リスゴー
ブライアン・コックス
トム・フェルトン

 サンフタンシスコの製薬会社の研究所で、アルツハイマー病の新薬が投与された一匹の猿が驚くべき知能を示した。ところがその猿が突如として暴れだし、研究所内をパニックに陥れたあげく射殺される。
 チンパンジーは妊娠しており、その子どもを科学者のウィルが引き取ることになった。シーザーと名付けられたチンパンジーは母親の遺伝子を受け継ぎ、驚くべき知能を持っていた。


 以前月イチゴローで散々な評価をしてたので、そうなのか~と思ったけど、主人が行きたいということで、新しいシネコンで観賞。いやいや~面白かったです♪間に受けちゃいけませんね(笑)
 ラストが衝撃的だった「猿の惑星」の前の話、なるほどこういう経緯で地球が猿に支配されたわけですね。もとわといえば薬を作ったウィル(ジェームズ・フランコ)と猿をいじめたドッジ(トム・フェルトン)が悪い(!?)
 まずびっくりしたのはCGの猿たち、すごい~~!本物みたい!シーザーの動きは名優アンディ・サーキスが演じているので感情表現も完璧、なんかね~目つきだけでも利発そう@@しっかり伝わって感情移入できました^^
 アルツハイマー病の新薬の投与で高い知能を得た母から生まれたシーザーはやはりしっかり遺伝子を受け継いでいましたね。赤ちゃんシーザーかわいかったですね~ウィルとはほんとの親子のようでした。
 大きくなったシーザーは大人になったパンくんを見た時と同じような衝撃(笑)やっぱり知らない人は恐いよね(汗)
 シーザーが入れられてしまった保護施設は猿たちに対する扱いが最悪でしたね。あっ、マルホイ!やはりそのイメージが強いトム・フェルトン、シーザーをいじめる憎たらしいキャラでした。やっぱイメージ被るな~(笑)
 頭のいいシーザーですからやられたままのわけはありません。シーザーが緻密な計画で猿たちのリーダーになっていくところが見どころです。手話が通じるオラウータンや、凶暴なゴリラなどキャラ設定もナイス^^
 知能が高い猿たちが出来上がった過程は、シーザーならやれると納得。施設を出た猿たちがかなり増えててビックリしましたが(笑)クライマックスでもある橋のシーンは猿たちが人間と対等であるということを見せつけられたような気がしました。
 ウィルとシーザーの再開は泣かせる演出を予想していたのですが、むしろ清々しい感じでとてもよかったです。しかしあの木、高すぎませんか~!いくらチンパンジーでもハラハラしましたよ(笑)
 隣のおじさん、なんかちょいちょい出てくると思ったらちゃんと役割(汗)があったんですね~パイロットという職業も重要だった@@続編あるんでしょうかね、でもこの後の展開路線か変わっちゃいそう(ゾンビ系?)観終わった後うまく締めたなって思いました。
 ウィル、人類の未来を変えたことに一役かってるということで責めたいところですが、親孝行さとキュートな笑顔でやっぱり憎めません(笑)彼女役のフリーダ・ピントは控えめな感じがよかったです。
 娯楽作品としても見せ場が多く楽しめますが、軸にあるのは親子、仲間の絆なので心に響く部分もありとてもいい映画だと思います。  

光のほうへ

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トマス・ヴィンターベア監督

ヤコブ・セーダーグレン
ペーター・プラウボー
パトリシア・シューマン
モーテン・ローセ

 デンマーク、コペンハーゲン。アルコール依存症の母親と暮らし、悲惨な生活を送っている兄弟の唯一の希望は年の離れた幼い弟。兄弟は育児放棄の母親の代わりにミルクを飲ませ世話をするが、弟は死んでしまう。
 大人になった兄弟はお互いに関わらずに生きてきたが、母の死をきっかけに教会で再開する。


 アルコール依存症で育児放棄の母親と劣悪な環境で暮らす兄弟、子どもが辛い思いをしているのを見るといたたまれない気持ちになります。
 まだ赤ん坊の弟をほんとに愛おしそうに見つめる兄弟の姿に安堵するとともに、母親に対する強い怒りを感じました。
 しかしまだ子どもである兄弟に細かい世話ができるわけもなく弟は亡くなってしまい、そのことが深い傷跡として残ってしまいます。
 大人になった兄弟が幸せならいいと思っていましたが、負の連鎖というものはなかなか断ち切れるものではありませんでしたね。
 兄ニック(ヤコブ・セーダーグレン)は見るからに腕力が強そう~刑務所をでて臨時宿泊施設で暮らす彼は人との関わりを避けているように見えました。やたらに体を鍛えているのは孤独ゆえの防衛本能なのかもしれません。
 ニックは街で元カノの兄イヴァン(モーテン・ローセ)と偶然出会ったことから、辛い出来事に遭遇してしまいます。ニックの優しさなのでしょうが、彼を慕っているソフィーに対してあまりにもひどいと思います!
 弟は妻を交通事故でなくし、幼い息子マーティンをひとりで育てています。息子をとてもかわいがっていますが、不自由な思いもさせているようです。尋常じゃない顔色の悪さだと思ったら薬中でした><そして危険な仕事にまで・・・薬の恐さはとてもリアルでした。
 ニックが弟に電話をするシーン、すごく会いたい気持ちと過去と向き合うことの辛さ、ニックの複雑な表情が印象的でした。ニック役のヤコブ・セーダーグレン、意外とイケメンです(笑)心にしまいこんでいる思いを微妙な表情の変化で表現していてすばらしかったです。弟役のペーター・プラウボーが追い詰められていく姿は、さらに顔色が悪くなってきて痛々しかった。
 再開した二人、ニックは弟をすごく心配していましたね、そして息子のマーティンのことも。子どもが辛い思いをすることだけは絶対あってはいけないという思いがひしひしと伝わってきました。
 兄弟が最後に会う場面では、幼い時の二人の姿が思い出されて泣けた><
 母親に虐待され、愛情を注がれなかった兄弟に人を愛する気持ちを教えてくれたのは亡くなった弟なのかもしれませんね、並んで歩くニックとマーティンの姿にとても温かいものを感じました。
 重たい話でしたが、二人の内にある優しさが描かれているところと希望のあるラストがとてもよかったと思います。
 日本でも起こっている幼児虐待、育児放棄の記事を見るたびに、憤りを感じます。子どもたちが辛い思いをすることのない社会になることを願いたいです。

バビロンの陽光

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モハメド・アルダラジー監督

ヤッセル・タリーブ
シャーザード・フセイン
バシール・アルマジド

2003年、イラク北部クルド人地区、フセイン政権の崩壊から3週間後。
戦地に出向いたまま戻らない息子を探すため、老いた母は孫アーメッドを連れて旅に出た。
当時生後まもなかったアーメッドは父の顔を知らない。
二人はヒッチハイクをしながら、バスを乗り継ぎ砂漠の中を進んでいく。


 アカデミー賞外国語映画賞イラク代表作品です。
 イラク北部からバクダッドを経て空中庭園の伝説が残る古都バビロンへなんと900キロ@@
 強引にヒッチハイクをしたり(笑)オンボロバスは2日に一台しかこないようで、故障はあたりまえ。
 しかし二人に待っているのは過酷な現実でした。
 旅の途中、さまざまな人たちとの出会いを通してイラクの現状がみえてきます。
 車に乗せてくれたのは気のいいおじちゃんでした。
 おじちゃんと言葉の通じないおばあちゃんとアーメットとの絡みがおかしかったです(笑)
 用を足しに行くことを「サダムに電話してくる」とバカにしているのはタイムリーな感じがしましたね。
 路上でタバコを売っている少年とアーメッドとの一瞬にして芽生えた友情は微笑ましかったですが、
 こんな小さい子がはたらかなければならない現実、アーメッドに手を振る少年の明るい笑顔に切ない気持ちになりました。
 バスの中で出会った元兵士の男性は心に深い傷を負っていて、そのことから二人にとても優しくしてくれました。
 アーメッド、ほんとにかわいかった^^「おなかすいた~」って甘えたり、興味の赴くままに行動するところはほんとに子どもらしいこども。
 アーメッドが片時も離さず大事そうに持ってるお父さんの笛は父と子をつなぐ唯一の絆のように感じました。
 片言しゃべれるアラビア語でおばあちゃんを助けたり、バスの運転手と料金の交渉をしたりとても利発です。
 お父さんに会いにいくためにアーメッドを着替えさせ、お互いに川の水で顔を洗ってあげるところ、二人の特別な気持ちが伝わってきていいシーンでした。
 アーメッドは現地の路上ですれ違った監督の心をとらえた子で、おばあちゃんもインタビューしていた時に出会った映画と同じような境遇の女性だそうです。
 二人とも演技経験がないとは思えないほどすばらしかったです@@おばあちゃんの表情には演技ではないほんとの感情がこもっているように感じました。
 ラストにつきつけられたもの、それがイラクの現実なのだと思います。

 イラクでは過去40年間で150万人以上が行方不明となり、300の集団墓地から何十万もの身元不明遺体が発見されているそうです。
 その人たちを探している家族がいることを思うと戦争のもたらす悲劇はとても大きいと改めて感じました。
 是非多くの人に観ていただきたい映画だと思います。

七間町シネマ

 地元の人たちに長く愛されてきた映画館が10月2日に閉館しました。
 1919年(大正8年)にキネマ館として創業、昭和30年代には年間80万人近くが訪れていたそうです。
 現在は9スクリーンあり、おもに洋画を中心に上映していました。
 昔は子どもたちを連れて行ったり、ほんとによく通っていたのでとても寂しい気持ちです。
 
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 オリオン座 
 590席ある大きなスクリーン、「パイレーツ~」もこちらで観ました^^
 ジョルジュ・スーラーの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を模した壁画、じっくり見たことなかったな~(^_^;)

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 撮影機材が展示してある。
 2日はたくさんの人が写真を撮りにきていました。
 最後の上映映画は「二十四の瞳」だったそうです。
 これらの映画館は名前を変え、新しくできたショッピングモール内にシネコンとして生まれ変わりました。
 映画館もシネコンが主流になってきた今、こういう趣のある映画館がなくなっていくのは寂しい気がします。

ショーン・オブ・ザ・デッド

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エドガー・ライト監督

サイモン・ペグ
ニック・フロスト
ケイト・アシュフォード
ルーシー・デイヴィス
ディラン・モーラン
ビル・ナイ

 ロンドンの家電量販店に勤めるショーン(サイモン・ペグ)は、無気力で煮え切らない態度ゆえにガールフレンドのリズ(ケイト・アシュフォード)に振られてしまう。
 ショーンが翌日目を覚ますと街中にゾンビがあふれていた。彼は母親とリズを助け出すため、居候のエド(ニック・フロスト)とともに奮闘する。


 「ホット・ファズ~」が気にいったエドガー・ライト監督作。こちらの方が先に公開だったようですね、しかし日本では未公開だったみたい@@
 最初から「ドーン~」の女の子登場のパロディで受けた(笑)でもなかなかゾンビでてきません。というかいてもショーンがなかなか気づかない(笑)
 通勤バスの中や街を歩く人たちの生気のない姿がゾンビを彷彿させて、なかなかうまい演出だと思いました。
 前半はラブコメ的な展開で、恋に不器用で彼女に責められっぱなしのショーンだけど親や友達思いの愛すべきキャラクターだということがよくわかります。
 友人のエドはニートで居候、ショーンのデートにもついてきちゃったり、やることハチャメチャ。「ホット~」でも相棒だったニック・フロストでした。
 ラブコメで油断していたら、ゾンビはしっかり気持ち悪いし、むしろドーンよりエグいシーンとかもありましたた(^_^;)
 しかし基本コメディなので、ゾンビと絡んでいてもしっかり笑いをとります(笑)
 絶妙のタイミングでクイーンの曲が流れたのには爆笑、まさかこんなところで・・・バーのジュークボックスの自動選曲って空気読んでるのかいないのか、チョイスがおかしい(笑)
 誰もが一度は考えても実践しようとは思わないゾンビになりきって突破するって案、ゾンビを見本に練習してたのがおかしい(^_^;)
 ショーンの義父役はビル・ナイでしたが、ゾンビになっても気品がありました。
 サイモン・ペグ、いいですね~表情とか行動とかすべて面白い^^武器(クリケット・ラケット)のチョイスもgood!まじめに面白ことやるのツボですね♪
 ほっこりする(?)ラスト、ある意味ゾンビ映画の最先端かも(笑)
 面白かったですね~みんなが楽しんで作ってる感がひしひしと伝わってきました^^
 目をつぶっちゃうようなシーンもあるので、ゾンビファンの方も満足される映画じゃないかと思います。
 エンドクレジットの曲もクイーンでした・・・うける^^ 
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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