嗤う分身

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リチャード・アヨエイド監督

ジェシー・アイゼンバーグ
ミア・ワシコウスカ
ウォーレス・ショーン

 厳しい束縛と管理体制の中で働くサイモン・ジェームズ(ジェシー・アイゼンバーグ)は要領の悪い内気な男。上司からはひどい扱いを受け、同僚にはバカにされる日々。密かに恋するコピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)の部屋を望遠鏡で覗くのが習慣だった。会社期待の新人として自分そっくりなジェームズ・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)が入社してくる。


 持久走の苦しみに耐える自分が好きだったり、難解で恐ろしく長い小説を読む自分が好きだったりするのです(Mかっ)。なので(?)ドストエフスキー原作ということで注目。根本的な部分を理解することは難いのであっさり諦め、自分なりの解釈で観たので、面白かったし楽しめました♪
 近未来的な世界ということのようですが、電車の内装、社内の様子やバーなどクラッシックでアートな雰囲気。なんとBGMに昭和歌謡が使われていてびっくり@@それがいい感じにマッチしてるのです。ちょっと「未来世紀ブラジル」を思い出しましたよ。
 内気で存在感が薄いサイモンと要領がよく自信に満ち溢れているジェームズ、見た目は同じだけどまったく性格が違う二人をジェシーがそれぞれにしっかり演じ分けているところが見どころだと思います。どちらもジェシーの得意とするキャラの気がしますね、すばらしかった!2タイプのジェシーを堪能^^
 ハナになかなか思いが伝えられない気弱なサイモンがいじらいしくてね、のぞき見とかゴミあさりとかふつうは気持ち悪いと思うけど、ジェシーだとなぜかかわいく思えた。ジェームズでは早口健在だったし(笑)ミア演じるキュートなハナの自由さがサイモンを振り回すんですよね。ハナをめぐる切ないラブストーリーでもあると思います。
 サイモンは自分の存在感に危機を感じるあまり、無意識のうちにこうありたいと願う人物ジェームズという分身を生み出したのかも。ジェームズを目に見える存在として描くことでサイモンや他者との関わり合いが、不思議な世界を作り出していてとっても面白かったです。
 実際に自分の分身が見えてしまったら怖いよね(汗)ドラえもんに出てくるような、いいように使える分身ならいいけど(笑)一目でどちらかわかるチラシ、二人のイメージをよくあらわしていてすばらしい! 
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ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!

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エドガー・ライト監督

サイモン・ペッグ
ニック・フロスト
パディ・コシンダイン
マーティン・フリーマン
エディ・マーサン
ロザムンド・パイク

 学生時代に成し遂げられなかった1晩に12軒のハシゴ酒をリベンジする為、ゲイリー(サイモン・ペッグ)の呼びかけで5人のアラフォー男たちがニュー・ヘイヴンに舞い戻ってきた。順調に飲み進めていく彼らだったが、何か街の様子がおかしいことに気づく。


 エドガー・ライト監督&サイモン・ペッグ&ニック・フロストとなれば、もう観るしかないですね(笑)アラフォー5人組が学生時代に失敗した12軒のハシゴ酒をリベンジする!12軒って@@飲んで飲んで飲みまくってハメをはずすドタバタ映画かと思ったら・・・えーーー!びっくり~@@
 5人のそれぞれの学生時代の映像が面白かったのですが、名前が覚えらなかった。彼らがアラフォーになって、どの少年が誰だったのかわかればよかったのに残念。私の記憶力が悪いから?><
 サイモン・ペッグとニック・フロストはもちろんですが、他3人のキャスティングがよかった♪特にエディ・マーサンなんて「アリス・クリード~」が印象的だったんで意外。でもコメディもぜんぜんイケル!ひょうひょうとしててとぼけた味わいがありました(笑)パティ・コシンダインとマーティン・フリーマンは「ホット・ファズ~」にも出ていたみたいだけど憶えてなかった(^_^;)
 ゲイリーの呼びかけになんだかんだ言ってもみんな地元に戻ってきて、やっぱり学生時代の友達っていいな~って思いました。酒場めぐりは順調に進んでいると思われましたが、いきなり、突然に、物語に別の要素(物体X的な!?)が入ってきて超ハードなハシゴ酒リベンジになってしまいます(^_^;)
 ゲイリーの強さにはツッ込みを入れたくなりましたが(笑)、バトルとかアクションシーンは見応えがあって楽しめました^^明らかに酒飲んでる場合ではないのに(^_^;)リベンジを諦めないところがおかしい(笑)それぞれの酒場の異様な雰囲気もツボでした。
 サイモン・ペッグは脚本にも関わっていたみたい。ゲイリーはアル中でリハビリ中ということでか、痩せてそれらしい雰囲気が出ていましたね。とにかくハチャメチャなキャラで、リアクションとか顔とか(!)可笑しかった。たとえどんな状況になろうとも(マジで、飲んでる場合じゃないって)諦めない執念がすさまじかった(^_^;)
 オリヴァー(マーティン・フリーマン)の妹のロザムンド・パイクがチャーミングで、アラフォー男だけじゃなくてよかったって思いました^^
 公式サイトにあった町山さんの解説聞いたら色々な映画のオマージュがあるみたいなんだけど、マニアックすぎてぜんぜんわかりませんでした(汗)目が光ってたのは「光る眼」のオマージュだとか、こんど見てみようっと。
 いや~むちゃくちゃな映画でしたね~酔っ払いに何言ってもムダって感じのラストも(^_^;)その後の彼らの姿もシュールでした@@
 でも面白かった♪エドガー・ライト監督の過去の作品を見てサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビに馴染みがある方はより楽しめると思います^^私はあんまりお酒が飲めないので「~酒場放浪記」を見て常々飲んべえが羨ましいと思ってるので、彼らのばかばかしい挑戦も楽しそうって思いました(最初の方ね^^)。

私が、生きる肌

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ペドロ・アルモドバル監督

アントニオ・バンデラス
エレナ・アナヤ
マリサ・パレデス
ジャン・コルネット
ロベルト・アラモ
ブランカ・スアレス
スシ・サンチェス

 天才的な形成外科医ロベルト(アントニオ・バンデラス)は画期的な人工皮膚の開発をしていた。監禁したある女性を実験台に人工皮膚を移植。ベラと名付けられた女性は非業の死を遂げたロベルトの妻そっくりだった。


 アルモドバル監督作品は「ボルベール」以来の観賞です。↑この異様なツーショット写真、なんなんだろう~?と思いましたが、びっくり~@@
 オープニング、肌色のボディストッキングを着た女性(ベラ)が妙な姿勢で登場。後でわかったのですが、ヨガのポーズでした。女性は監禁されていて、その家の持ち主は形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)です。
 ロベルは人工皮膚の開発をしているので、ボディストッキング姿、監禁→人体実験とおよそ想像がつきますよね(汗)しかしベラ(エレナ・アナヤ)の過去にはさらに衝撃的な事実があるのです@@
 年配のメイド、マリリア(マリサ・パレデス)がベラの面倒を見ています。ロベルもベラを監視していて、彼女の姿を拡大してじ~っと見てたりするんです(^_^;)マリリアはロベルにベラを殺した方がいいというようなことを言ってたのが、すご~く気になりました。何かある。
 そしてそこに何故かトラのコスプレの男が訪ねてくる。トラ男はマリリアの息子だったのですが、これがとんでもない男でした><彼が家に入り込んでからの怒涛の光景(汗)にあたふた。その日を境にロベルとベラの関係にも変化が・・・
 物語は過去にさかのぼってロベルの妻と娘について、、そしてベラの監禁までのエピソードが描かれていきます。いや~もうここは、口あんぐり(イメージ)でただただその展開にくぎ付けでした。たまげますよ~(^_^;)
 バンデラス、ふつうじゃないことを真面目な顔で淡々とやっているロベルの異常さを、じっとりと演じていて素晴らしかったです。バンデラスだからこそ気持ち悪さが抑えられてる気がしますね。ベラ役のエレナ・アナヤは完璧な美しさでした。ラストは感動的でしたね。
 ともすれば悪趣味でエグイ雰囲気になりそうなのに、芸術的でセンスのいい映像がそう感じさせませんでした。医療についてのシーンも美しかったです。
 復讐から生まれた愛、いや妄想なのかもしれませんね。衝撃的で妖しい世界に引き込まれました。ネタバレ解禁で色々お話したいですね~あんなこともこんなことも(^_^;)
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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