戦争のはらわた

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サム・ペキンパー監督

ジェームズ・コバーン
マクシミリアン・シェル
ジェームズ・メイソン
センタ・バーガー
デヴィッド・ワーナー

 第二次世界大戦中の1943年、東部戦線。ソビエト軍と対峙するドイツ軍。そこにプロイセン貴族のシュトランスキー大尉(マクシミリアン・シェル)が志願してやってくる。名誉欲が強く、鉄十字勲章に執着するシュトランスキーは、上司、部下の信頼の厚いシュテイナー伍長(ジェームズ・コバーン)と対立する。


 サム・ペキンパー監督の映画は「ワイルド・バンチ」「わらの犬」「ガルシアの首」を見てるんですけど、どれも面白かった。特に「ガルシアの首」が好き^^だもんで(静岡弁)デジタル・リマスター版の上映を知って絶対に見るつもりでした。ディープに切り込んでいそうなインパクトある邦題、すばらしいですね。「死霊~」よりこちらの方が先なんですよね@@
 ミニシアターで見たのですが、この映画こそ重低音体感上映で見たかったなー(笑)一人で来てる年配の男性多し、女性はたぶん二人だったと思います(^_^;)みんなリアルタイムで見た人たちだったのかな。
 インパクトあるオープニング、聞き覚えのある「ちょうちょ~ちょうちょ~」の曲でした。でも歌詞は違ってて、映し出される少年たちの姿。後で調べたら題名はドイツの民謡「幼いハンス」で、映像はナチ党内の青少年組織「ヒトラーユーゲント」の実写フィルムでした@@ 
 前に見た「ダンケルク」はイギリスでしたが、こちらはドイツ軍側の視点で描かれています。最初の敵をすばやく仕留める容赦ない描写で、戦場の緊張感に一気に引き込まれました。銃撃シーン、すごい迫力でした!特にスローモーションで映し出すところが印象的。
 ドイツ軍の組織内での人物描写も見どころだと思います。小隊長のシュタイナー伍長がカッコイイ!上司からも部下からも信頼されていて、とにかく頼りになる存在。ソ連の少年兵捕虜に対する扱いからも彼の人柄が伝わります。ジェームズ・コバーンは兵士の姿でもスマートでしたね。彼は鉄十字勲章を受章しています。
 一方、貴族出身のシュトランスキー大尉は鉄十字勲章を得ることに執着、自分の名誉のために行動している感じ。卑怯な手段で部下を配下に引きこみます。わかりやすい出世欲(^_^;)ソ連軍の攻撃が激化する中、怖気づいて役にたたないシュトランスキーと小隊を束ねて戦うシュタイナーが対照的でした。
 シュタイナーの小隊が敵の包囲の中を脱出するところはまさにサバイバル。敵の女兵士たちがいた農家でのシーンはショッキングでしたが(>_<)、シュタイナーの統率力が際立ってましたね。小隊の兵士、女兵士、それぞれの姿を映し出していくことで緊張感が増していきました。
 小隊が敵の猛攻、裏切りにさらされる終盤はドキドキしたし目が離せない展開でした。シュタイナーの男らしい行動にシビレました。ラストは予想外の溜飲の下げ方!ほんとに素晴らしかったし、シュタイナーとシュトランスキー、二人の姿を象徴するような記憶に残るシーンでした。
 赤十字施設での兵士の姿など色々な角度から戦争を描いたすごい映画でした。劇場観賞できてよかった! 
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セールスマン

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アスガー・ファルハディー監督

シャハブ・ホセイニ
タラネ・アリドゥスティ
バパク・カリミ
ファリド・サッジャディホセイニ
ミナ・サダティ
マラル・バニアダム

 教師のエマッド(シャハブ・ホセイニ)と妻のラナ(タラネ・アリシュスティ)は小さな劇団に所属し、「セールスマンの死」の舞台稽古に忙しくしていた。ある日トラブルが発生し、住む家を失った夫婦は劇団仲間が紹介してくれたアパートに移り住むことにする。引っ越しした夜、ひと足早く帰宅したラナが侵入者に襲われる。


 心をえぐられた「彼女が消えた浜辺」「別離」のアスガー・ファルハディ監督、この映画も同じでひじょうに複雑な気持ちになりました。巧みな心理描写、ミステリー的な展開に引きつけられました。
 エマッドとラナ夫婦の新しい住まいへの引っ越しの日、外に出された前の住人の荷物を見てひどいなって思ったし、これが悲劇のはじまりでしたね。
 帰宅したエマッドの視線で見る部屋のただならぬ雰囲気に不安になりました。ラナの身に起こったことを直接見せることなく強烈なイメージを抱かせる演出がすごかった。ラナが襲われるという事件から夫婦の間がぎくしゃくし始めます。それは劇団の公演での二人、学校でのエマッドの様子などから伝わってきます。ずーっと張りつめた空気が流れていて、ひと息つけたのは少年が遊びに来たとこちょっとだけ(^_^;)
 事件のことで精神的に不安定になっているラナが痛々しかった。エマッドはそんなラナに寄り添うことよりも犯人に対するおさまらない怒りの方に向かってしまいましたね。エマッドが残されたトラックから犯人をを突き止めるところはドキドキしました。そして犯人の正体、真実が明らかになっていくとどんどん重苦しい気持ちになっていきました。被害者、加害者、それぞれの家族の姿がとてもリアルでどこに気持ちを寄せたらいいのかわからなくなりました(>_<)
 ラナは「彼女が消えた浜辺」でエリ役だった女優さんでしたね、イランの女優さん美人です。感情をおさえた演技が素晴らしかったです。エマッドと犯人が対峙するシーン、息詰まる緊迫感を生む二人の演技はすごかった!
 復讐の話は大好きなんだけど、「やった!」って喜べない後味の悪さ(^_^;)、この先どうなる?どうなって欲しい?みたいにつきつけてくるラスト。やっぱりまた見たいと思っちゃうファルハディ監督の映画、次も楽しみにしています^^

ザ・ギフト

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ジョエル・エドガートン監督

ジェイソン・ベイトマン
レベッカ・ホール
ジョエル・エドガートン

 サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)は、シカゴからロビンの故郷であるカリフォルニア州郊外に移り住んできた。ある日、サイモンは買い物中に偶然高校時代の同級生ゴード(ジョエル・エドガートン)に声をかけられる。サイモンはゴードのことをすっかり忘れていたが、25年ぶりの再会に喜んだゴードは次々と贈り物を届けてきた。それは次第に夫婦を困惑させる。


 ジョエル・エドガートン監督デビュー作!脚本も担当しています。エドガートンの作品はいくつか見ていますが、幅広い役ができる俳優というイメージ。今回は見るからにサイコパスというのではなく、地味に怪しいタイプでした(^_^;)サイコサスペンスいうことですが、残酷な描写とかはなく心理的にじわじわ、そして最後には、やはり心理的な衝撃!という感じでした。
 サイモンがゴードと出会ったのは偶然ではなさそう。ゴードから送られるギフト、最初のワインはふつうでしたが鯉はなんで?って思ったけどその次の段階が重要だったんですね(汗)その後も送られるギフト、だんだん楽しみに(恐く)なってきます(^_^;)
 夫婦がゴードと関わっていく中で色々見えてくるものがあって、それをロビンの視線で描いているところがよかった。ロビンに感情移入できたし彼女が思う事は正しいと思いました。背景にあるものは根深くて、それを知るとこの映画の見方が変わります。
 サイモン役のジェイソン・ベイトマンはどこかで見たことあると思ったら「宇宙人ポール」でポールを追う捜査官だった。なるほどー、ピンチの時、なんかコメディっぽかったわけだ(笑)最初はエリートサラリーマンって感じだったけど、好感度がどんどん下降(>_<)レベッカ・ホールは品があって綺麗でしたよ^^
 ゴード、やってやりましたねー最後のギフトの破壊力はすごかった!(汗)嫌な気分にはなったものの、ロビンに関しては最悪の事にはなってない気がしたし、サイモンが違った対応をしていれば最後のギフトはなかったかもとも思いました。性質って変わらないんですね(>_<)
 色々考えさせられましたが、一番感じたことはパートナーの人間性を知らなかった恐さでした。エドガートン監督、今後も期待! 

スーサイド・スクワッド

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デヴィッド・エアー監督

ウィル・スミス
マーゴット・ロビー
ジャレット・レト
ジョエル・キナマン
カーラ・デルヴィーニュ
ヴィオラ・デイヴィス
ジェイ・コートニー
ジェイ・ヘルナンデス
アドウェール・アキイエ=アグバエ
アダム・ビーチ
福原かれん

 スーパーマンが亡くなった後の世界。アメリカの政府組織A.R.G.U.S.のトップ、アマンダ(ヴィオラ・デイヴィス)は彼のような脅威の超人が現れた時に備え、特殊能力を持つ極悪人たちを利用した特殊部隊を設立する。部隊を率いるフラッグ大佐(ジョエル・キナマン)は彼らに地下鉄で起こったテロの現場から重要人物を救出する任務を与える。


 楽しみにしてました!極悪人たちの特殊部隊、ワクワクしますね~♪先日たまたまTVでやってた「荒野の七人 真昼の決闘」の囚人をスカウトして武器を渡すシーンを見て同じっ!って思いましたよ。
 非情な極悪人たちを想像(期待)してたけど思ったほど悪い人たちじゃなかった。でも頭の中を安心して見れる悪役ヒーローものにシフトチェンジして、ひじょーに楽しく観賞できました♪やっぱりウィル・スミスには悪役のイメージはないですね。凄腕スナイパーのデッド・ショットは娘思いのいいパパだったし(^_^;)
 メンバーの逮捕された場面とか紹介的な映像ではバットマン登場でテンションUP!あとフラッシュ、エズラ・ミラーが演じてて、映画も上映予定のようです。アメコミヒーローのちょい出し、嬉しいですね^^
 ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)が超キュート!!彼女の映画と言ってもいいぐらい魅力を振りまいていましたよ。元精神科医だったのは知らなかった@@恋人ジョーカーとの慣れ染め(!?)とかポップでクレイジーで楽しかった♪この二人なんか可愛い(笑)ジャレッド・レトのジョーカーはかなりクオリティが高かったです。出番も少なかったしこの作品だではもったいない気がします。 デッド・ショットとハーレイ・クインの他のメンバーもみんな個性的でよかったです。爬虫類のような外見のキラー・クロック(アドウェール・アキノエ=アグバエ)がお気に入りだったりします^^彼らがなぜ逃げたりしないかというと、首に小型爆弾が埋め込まれてるから(^_^;)
 イケメン、ジョエル・キナマンがいた!スクワッドを指揮するフラッグ大佐の役でしたが、やっぱり軍人が似合うしカッコいい。大佐のボディーガードに日本人の暗殺者(福原かれん)がいたのは嬉しかったですね。カタナというわかりやすい名前もいい^^
 考古学者ジューン・ムーン博士(カーラ・デルヴィーニュ)に取り憑いた古代の魔女(!)エンチャントレスが怪しかったですねー博士と魔女のギャップがすごい@@カーラはホラーもいける(笑)
 スクワッドのメンバーがそれぞれの能力を生かして大暴れするアクションシーンはスピード感があってワクワクしました。終盤仲間意識が生まれていい感じになって、怪しい敵たち(^_^;)との闘いに臨むところもよかったです。
 最後にはすっかり愛すべきキャラクターになってたスーサイド・スクワッドの面々^^また次の出動があったら是非見てみたいです♪そしてカラフルでおしゃれなエンドロール、めちゃくちゃ楽しくて最高でした!! 

シン・ゴジラ

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庵野秀明(総監督)
樋口真嗣(監督)

長谷川博己
竹野内豊
石原さとみ
高良健吾
大杉漣
余貴美子
市川実日子

 2016年11月3日。東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、同時に東京湾アクアラインでもトンネル事故が発生。政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。内閣官房副長官矢口(長谷川博己)はネット上の動画は目撃情報から巨大生物の存在を疑う。


 ほとんど映画館には一人で行ってるのですが、主人が観たいということで一緒に観賞。やっぱり日本のゴジラは凄かった!ひじょうに面白かったです!正直主人に誘われなかったら観なかったと思うので(^_^;)感謝です。
 東京にもしゴジラが現れたらどうなるのか、政府はどう対処するのかということがリアルに描かれています。閣僚たちのやりとりがユーモラスだったり、おもいっきりシリアスな感じではないのはよかった。ネット上の動画でゴジラの情報を得るのが今っぽいですね。放射性廃棄物など現在ある問題も反映されているのは、1作目のゴジラと同じ思いが感じられました。
 閣僚、政府関係者などとにかく登場人物が多いので把握しきれない(>_<)でも主要キャストだけ押さえておけば問題ないかと思います。チョイ役で見たことある俳優さんがたくさん出てるのは得した気分でした(笑)
 今回のゴジラはフルCGということですが、ビジュアルは自分が見たゴジラの中では一番恐かった!体赤くなるし、目が死んでるし(汗)そしてまさか!というようなびっくりなタイプのゴジラなのです!!これは是非事前情報を入れずに見て欲しい。口からハンパない量の火炎を吐き出しつつ、背びれから複数の光線を一斉に発する姿は圧巻で、できればもう1回見たいくらいでした(スバラシイ!)ゴジラに対する自衛隊、米軍の爆撃機の攻撃などリアルで迫力のある映像も見どころです。
 結局矢口が独自に設置したアウトローの集まり「巨大不明生物特設災害対策本部」が活躍していたのはよかったですね。メンバーたちも個性的でいいキャラでした^^アメリカから来たカヨコは高飛車で自身満々な態度が鼻につきそうなものですが、石原さとみちゃんが可愛いので、英語も含めてみんなが許せちゃうと思います(笑)
 終盤のゴジラに対する作戦はみごとな連携した攻撃で、超エキサイティング!そしてラストのゴジラの姿が意味するものは・・・ん~まったく安心できない気がする(>_<)すでに次なる進化を始めている?(^_^;)
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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