ザ・スクエア 思いやりの聖域

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リューベン・オストルンド監督

クレス・バング
エリザベス・モス
ドミニク・ウエスト
テリー・ノタリー

 クリスティアン(クレス・バング)は現代美術館のチーフキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、そのキャリアは順風満帆のように見えた。彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示すると発表する。クリスティアンはある朝トラブルに遭遇、そのことで思わぬ被害に見舞われる。


 「フレンチアルプスで起きたこと」のリューベン・オストルンド監督作品、またもや居心地の悪い映画でした(^^;カンヌ映画祭パルムドール受賞作品だったんですね@@ブラックユーモアの効きすぎ注意!(^▽^;)
 お洒落なファッションで見た目もスマートなクリスティアン、悪い人じゃないんですけどねー(^^;彼が偶然巻き込まれたトラブルから被害にあってしまいます。その後の思わぬ展開を軸に、彼のわまりで起こること(汗)を描いています。
 クリスティアンがインタビューを受けるところや赤ちゃんのいる会議の様子、部下との車でのやりとりなどでの落ち着かない「間」が絶妙(笑)赤ちゃんが可愛すぎて気になって集中できない(^^彼が見舞われた被害に対して;無茶苦茶な提案をしておいて、責任取らない部下って(^^;強い態度に出れないクリスティアンの人の好さ(気弱さ)が出てましたね。案の定ややこしい展開になってピンチ。
 たびたびホームレスの人たちが登場していて、日本だとひっそり生活しているイメージだけど、街で堂々と物乞いしているというね、当たり前に受け入れているような光景にびっくりしました。クリスティアンが物乞いの人に頼み事をするところは、少しでも偏見の気持ちを持った自分が恥ずかしい気持ちになりました(>_<)
 クリスティアンにインタビューした女性記者にははちょっと引いたけど、彼女の部屋の猿(!?)はひじょうに気になりました(笑)そしてその後、美術館のレセプションでの猿のパフォーマーの暴走(!)、会場の人たちのすごい緊張感が伝わってきて息苦しくなった(汗)「猿の惑星」などで演じてる俳優さんらしいけど、なりきり度がハンパなかったです@@もしあの女性が仕込みだったら凄い。
 文句を言いに来た少年に対するクリスティアンの態度は子供たちの前で親としてもよろしくないですよね。ハラハラしたところもありましたが最悪の事態にならなくてよかった。
 笑えないところもありましたが(^^;クリスティアンの軽薄さから起こるハプニング色々、面白かったです^^美術館のシュールな展示、炎上商法など皮肉が込められているように感じました。多かれ少なかれ誰にでも起こる可能性のあるシチュエーションの中で、共有したくない一体感(汗)ほんといけずな監督(^^;
 クリスティアンは記者会見で責任をとったし、ラストでの少年に対する謝罪の姿勢は子供たちに対してもよかったと思いました。やっぱり悪い人じゃあないんですけどね(笑) 
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聖なる鹿殺し

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ヨルゴス・ランティモス監督

コリン・ファレル
ニコール・キッドマン
バリー・コーガン
ラフィ・キャシディ
サニー・スリッチ
アリシア・シルヴァーストーン

 心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)は美しい妻アナ(ニコール・キッドマン)、二人の子供と郊外の豪邸で暮らしていた。スティーブンはマーティン(バリー・コーガン)という少年と時々会い、彼にプレゼントをあげたり何かと気にかけていた。ある日、スティーブンがマーティンを家に招き入れ家族に紹介すると家族に奇妙がことが起こりはじめる。


 「ロブスター」の監督だし謎のタイトル、見ないわけにはいきません(笑)「ロブスター」もそうでしたが、心をざわつかせるなんとも居心地が悪い映画でした(^^;
 体型が戻ってない(ロブスター)コリンと鉄仮面ニコールの夫婦がなんか怪しいし、温かみがあまり感じられない家族の雰囲気。スティーブンが時々会って気にかけているマーティン、演じているバリー・コーガンは「ダンケルク」で地味だけどなんか記憶に残ってた青年で、登場した時から得体の知れない感じがしてました。
 正体をあらわしてきたマーティンがスティーブンを心理的に追い詰めていいくところが怖かったですねー(汗)スティーブンの家に招待されたマーティンの不気味さ、マーティン、マーティンの母親、スティーブンの3人の食事の異常な雰囲気など、何かが起こりそうで目が離せません。
 そしてついに起こるんですよー子供たちに原因不明の災いが!これは呪いなの?マーティンがどんな手を使ったのかわからないけど衝撃的な光景でした(・_・;)さらに究極の選択を迫られるスティーブン(汗)この後の家族の行動が予想外@@
 スティーブンの同僚の卑劣な行動、子供たちのどっちが優秀かを尋ねる、身を守るために自分をよく見せようとする家族たちなど、なんともイヤな気分になる演出が印象的。スティーブンが家族を集めるシーンは「母は手を上げないの?ていうか自分に向けろー!」と衝撃とともに突っ込みたくなりました(^^;ラスト、スティーブンの家族の無言の圧力が意味深でした。またこっちにゆだねられてる感じ。
 子供が辛い目にあう映画は苦手だし、色々イヤの気持ちにもなったけど、一切感情移入することがない家族なので(^^;傍観することができました。なのでとても面白かった^^
 バリー・コーガンありきの映画でしたねー素晴らしかった!今までにないタイプの怪しいオーラを放てる俳優さんだと思いました。今後もどんな映画にハマるか楽しみです♪そしてこんな怪しい映画をつくるランティモス監督にハマりそうです(もうハマってる笑)

シェイプ・オブ・ウォーター

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ギレルモ・デル・トロ監督

サリー・ホーキンス
マイケル・シャノン
リチャード・ジェンキンス
オクタヴィア・スペンサー
ダグ・ジョーンズ
マイケル・スタールバーグ

 1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は密かに運び込まれた不思議な生き物を目にする。アセット(ダグ・ジョーンズ)と呼ばれる半魚人のその生き物に興味を持ったイライザは、周囲の目を盗んでは彼に会いに行くようになる。イライザが彼に音楽を聞かせたり食べ物を与えるなどコミュニケーションを図るうち二人の心が通い始める。そんな中、彼が国家の威信をかけた実験の犠牲になることを知る。


 大好きなデル・トロ監督、アカデミー賞受賞おめでとうございます!作品賞は「スリー・ビルボード」かなって思ったけど。よかったですね^^ 声を発することができない女性と不思議な生き物とのラブストーリーらしいという情報だけで鑑賞。ファンタジーなラブストーリーかと思いましたが、ちょっと違う生々しさがありました。そりゃそうだ、相手は半魚人だしデル・トロ監督ですものね(^^;
 まずは清掃員として働くイライザの日常を丁寧に描いています。彼女の友人たちがとてもいい人なんですよねー隣人の画家のジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)は最初恋人なのかと思ったけど、親友でした。同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)もイライザのことをいつも気にかけています。パイを大量買いするジャイルズ(笑)、おしゃべりなゼルダ(汗)彼らとのやりとりなどユーモラスに描いていて楽しかったです^^リチャード・ジェンキンスとオクタヴィア・スペンサーはハマリ役でした(スバラシイ!)。
 アマゾンからつれてこられた半魚人(アセット)の気配、登場するまでが怖かった。凶暴さを感じさせるストリックランド(マイケル・シャノン)の負傷はショッキングでした(汗)イライザとアセットの交流は野生動物におそるおそる近づいてだんだん馴れていくみたいな感じ。ごめんなさい、そのイメージは最後まで続いてまして(^^;イライザはアセットを愛していたかもしれないけど、彼にとっては男女の愛というより種を超えた動物愛みたいな感じだったんじゃないかなって思ってしまいました。
 ラブ・ストーリーにはのれなかったのですが(^^;イライザと友人たちがアセットを助けるために奮闘するところがとてもよっかった。ジャイルズとゼルダの友情に感動しました。ソ連のスパイが絡んだことで緊張感が増していましたし、ドキドキする脱出シーンは見どころだと思います。
 注目していたシャノン!すばらしい悪役ぶりでした^^上司からの圧力もあって辛い立場ではあるけど、アセットの扱い、イライザへのセクハラなど、根っからの悪人って感じ(^^;終盤は凄みを増してましたね。指~(*_*;シャノンには是非いい人路線に向かうことなく、悪役もやり続けていただきたいと思います。
 アセットのクオリティがすごかったですねーいきなり出てきたら気絶レベル(^^;ダグ・ジョーンズは「ヘル・ボーイ」(監督作で一番好き)でも半魚人を演じてたんですよね@@
 面白かったです^^ファンタジーで美しいシーンとショッキングな描写が印象的な監督らしい映画だと思いました。極秘研究所の雰囲気、神秘的なラストもよかったです。
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こんな感じなら可愛いのだけれど・・・

スリー・ビルボード

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マーティン・マクドナー監督

フランシス・マクドーマンド
ウディ・ハレルソン
サム・ロックウェル
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
アビー・コーニッシュ
ジョン・ホークス
ピーター・ディンクレイジ

 アメリカ・ミズーリ州の田舎町。ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は大通り沿いに設置された看板の広告を出すため1年の契約を結ぶ。その広告にはウィロビー警察署長(ウディ・ハレルソン)への抗議のメッセージが書かれていた。7か月ほど前、ミルドレッドの娘アンジェラは何者かにレイプされ、殺されいた。ミルドレッドは捜査が進展しないことに腹を立てていた。


 フランシス・マクドーマンドがアカデミー賞主演女優賞、サム・ロックウェルが助演男優賞を受賞しましたね、よかった!
 ミルドレッドが契約した広告看板はかなり大きくて、「レイプされて死んだ」「犯人逮捕はまだ?」「なぜ?ウィロビー署長」と3つに書くことでかなりのインパクト@@
 名指しされた署長は強面(ハレルソンなんで)のイメージとは違っていい人なんですよね。住民たちも署長の味方で、特にディクソン保安官(サム・ロックウェル)はミルドレッドを目の敵に。ディクソンの脅しや嫌がらせが憎たらしかったですねーそして漂う小物感(笑)母親とのやり取り、暴力事件、涙、などなど、ロックウェルの見せ場だらけです^^ノリノリで音楽を聴いてる姿が最高(笑)
 敵だらけでもタフなミルドレッドを飄々と演じるマクドーマンドはさすがでした。大看板の大胆な行動にもびっくりでしたが、さらに暴走(^^;歯医者への逆襲は超痛そう(>_<)だけどなんか可笑しかった^^火炎瓶はやりすぎ(汗)
 娘との最後の会話、あれはやっぱり後悔が残るでしょうね。そのことが彼女の行動に影響を与えているのだとも思いました。
 広告会社のレッド、どこかで見たことある→あっ!という流れ2度目(前ゲット・アウト)ケイレブ・ランドリー・ジョーンズですよー!見るたびにイメージ違ってる(初アンチヴァイラル)。出番は少ないながらも存在感がありましたねーボコボコは可哀そうでした(>_<)
 やっぱり人の心を癒すのは人なんですよね。ミルドレッドもディクソンも署長の思いが伝わって気持ちが変化していったように感じました。レッドとディクソンのオレンジジュースのシーンは泣けました(T_T)
 署長の家族、ディクソンの母親、ミルドレッドの元夫とのことなどを描くことで、それぞれの事情が見えてくるところがよかったです。ディクソンの母親、キョーレツでしたねーでもディクソンはいい息子なんだなって思った。
 強さ、弱さ色々な角度からの人物描写が素晴らしかった。予想外の展開にハラハラしました(^^;ユーモアも絶妙!じわじわと心に浸みるいい映画でした。余韻の残るラストもよかった^^ 

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

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ライアン・ジョンソン監督

マーク・ハミル
キャリー・フィッシャー
アダム・ドライバー
デイジー・リドリー
ジョン・ボイエガ
オスカー・アイザック
ローラ・ダーン
ケリー・マリー・トラン
ベニチオ・デルトロ
ドーナル・グリーソン
アンディ・サーキス

 最高指導者スノーク(アンディ・サーキス)が率いるファースト・オーダーと新共和国のレイア将軍(キャリー・フィッシャー)が率いるレジスタンスの戦闘が激化。レジスタンスが拠点を築いていた惑星デイカーの秘密基地をファースト・オーダーのスター・デストロイヤーの大艦隊が急襲してくる。その頃、レイ(デイジー・リドリー)はチューバッカやR2ーD2と共にミレニアム・ファルコンンで辺境の惑星オクトーを訪れ、伝説のジェダイ・マスター、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)と対面する。


 管理画面に入れなくなっちゃって(>_<)だましだまし使っていたPCがついに寿命だったみたい。なにせVISTAを使ってたもんで(^^よく頑張ってくれました;。なんとか新しいPCを買ってもらって設定に四苦八苦してました(^^;画面もきれいだし、色々進化しててびっくり@@ちょっとずつ環境を整えていこうと思います^^
 「スター・ウォーズ」は映画館で見たいと思っているので、楽しみにしてました♪でエピソード8となる作品で、前作「フォースの覚醒」のその後の物語です。レイアとルークの存在感増し増しで嬉しかったです^^
 ファースト・オーダーとレイア率いるレジスタンスの戦い、ルーク、レイ、レン(アダム・ドライバー)の葛藤、フィン(ジョン・ボイエガ)と整備員ローズ(ケリー・マリー・トラン)のミッションという大まかには3つのお話になってました。
 戦闘シーンはおなじみの戦闘機たちやスター・デストロイヤーなどが登場してワクワクしました。艦内での対立やレイアの統率力なども見どころだと思います。BB-8やっぱり可愛い~!
 レイがルークの元を訪れるところはヨーダとのことを思い出しましたよ。そして共鳴するレンとレイはルークとレイアを。二人の関係はわからないし、まだまだ謎がありそう。レンは前回よりは逞しくなってたけど、まだ非情になりきれないところも見えましたね。それぞれの心理描写も丁寧でした。ファルコン号はレイの船になったね!隣にチューバッカがいるのもいいですね。可愛いペンギンみたいの(ポーグ)とチューバッカが可笑しかった(笑)
 偶然行動を共にすることになったフィンとローズ、二人のミッションは冒険的な面白さがあり、ハラハラしました。ローズは天童よしみさんにちょこっと似てるアジア系の女の子だったのが親近感が持ててよかったです。最後もいい感じに活躍してましたね。そしてデル・トロ!ハン・ソロみたいな奴かと思ったらぶりぶりざえもんみたいでした(^^;これはもう出ないかなー(>_<)
 今回も迫力ある一対一の闘いはあまりなかったですね、最高指導者スノークは見た目どおりであっけなく・・・(^^;
 ルーク、カッコよかったですねー!レンと対峙するところの威厳ある姿が印象的でした。過去作品を思い出すシーンもあったり、新たな若いキャラクターたちの活躍もあり、ファンにはとても楽しめる作品だと思います。次の作品への想像力がかきたてられるラスト、レイ、フィン、ローズの三角関係も気になる~(笑)
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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