聖なる鹿殺し

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ヨルゴス・ランティモス監督

コリン・ファレル
ニコール・キッドマン
バリー・コーガン
ラフィ・キャシディ
サニー・スリッチ
アリシア・シルヴァーストーン

 心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)は美しい妻アナ(ニコール・キッドマン)、二人の子供と郊外の豪邸で暮らしていた。スティーブンはマーティン(バリー・コーガン)という少年と時々会い、彼にプレゼントをあげたり何かと気にかけていた。ある日、スティーブンがマーティンを家に招き入れ家族に紹介すると家族に奇妙がことが起こりはじめる。


 「ロブスター」の監督だし謎のタイトル、見ないわけにはいきません(笑)「ロブスター」もそうでしたが、心をざわつかせるなんとも居心地が悪い映画でした(^^;
 体型が戻ってない(ロブスター)コリンと鉄仮面ニコールの夫婦がなんか怪しいし、温かみがあまり感じられない家族の雰囲気。スティーブンが時々会って気にかけているマーティン、演じているバリー・コーガンは「ダンケルク」で地味だけどなんか記憶に残ってた青年で、登場した時から得体の知れない感じがしてました。
 正体をあらわしてきたマーティンがスティーブンを心理的に追い詰めていいくところが怖かったですねー(汗)スティーブンの家に招待されたマーティンの不気味さ、マーティン、マーティンの母親、スティーブンの3人の食事の異常な雰囲気など、何かが起こりそうで目が離せません。
 そしてついに起こるんですよー子供たちに原因不明の災いが!これは呪いなの?マーティンがどんな手を使ったのかわからないけど衝撃的な光景でした(・_・;)さらに究極の選択を迫られるスティーブン(汗)この後の家族の行動が予想外@@
 スティーブンの同僚の卑劣な行動、子供たちのどっちが優秀かを尋ねる、身を守るために自分をよく見せようとする家族たちなど、なんともイヤな気分になる演出が印象的。スティーブンが家族を集めるシーンは「母は手を上げないの?ていうか自分に向けろー!」と衝撃とともに突っ込みたくなりました(^^;ラスト、スティーブンの家族の無言の圧力が意味深でした。またこっちにゆだねられてる感じ。
 子供が辛い目にあう映画は苦手だし、色々イヤの気持ちにもなったけど、一切感情移入することがない家族なので(^^;傍観することができました。なのでとても面白かった^^
 バリー・コーガンありきの映画でしたねー素晴らしかった!今までにないタイプの怪しいオーラを放てる俳優さんだと思いました。今後もどんな映画にハマるか楽しみです♪そしてこんな怪しい映画をつくるランティモス監督にハマりそうです(もうハマってる笑)
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シェイプ・オブ・ウォーター

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ギレルモ・デル・トロ監督

サリー・ホーキンス
マイケル・シャノン
リチャード・ジェンキンス
オクタヴィア・スペンサー
ダグ・ジョーンズ
マイケル・スタールバーグ

 1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は密かに運び込まれた不思議な生き物を目にする。アセット(ダグ・ジョーンズ)と呼ばれる半魚人のその生き物に興味を持ったイライザは、周囲の目を盗んでは彼に会いに行くようになる。イライザが彼に音楽を聞かせたり食べ物を与えるなどコミュニケーションを図るうち二人の心が通い始める。そんな中、彼が国家の威信をかけた実験の犠牲になることを知る。


 大好きなデル・トロ監督、アカデミー賞受賞おめでとうございます!作品賞は「スリー・ビルボード」かなって思ったけど。よかったですね^^ 声を発することができない女性と不思議な生き物とのラブストーリーらしいという情報だけで鑑賞。ファンタジーなラブストーリーかと思いましたが、ちょっと違う生々しさがありました。そりゃそうだ、相手は半魚人だしデル・トロ監督ですものね(^^;
 まずは清掃員として働くイライザの日常を丁寧に描いています。彼女の友人たちがとてもいい人なんですよねー隣人の画家のジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)は最初恋人なのかと思ったけど、親友でした。同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)もイライザのことをいつも気にかけています。パイを大量買いするジャイルズ(笑)、おしゃべりなゼルダ(汗)彼らとのやりとりなどユーモラスに描いていて楽しかったです^^リチャード・ジェンキンスとオクタヴィア・スペンサーはハマリ役でした(スバラシイ!)。
 アマゾンからつれてこられた半魚人(アセット)の気配、登場するまでが怖かった。凶暴さを感じさせるストリックランド(マイケル・シャノン)の負傷はショッキングでした(汗)イライザとアセットの交流は野生動物におそるおそる近づいてだんだん馴れていくみたいな感じ。ごめんなさい、そのイメージは最後まで続いてまして(^^;イライザはアセットを愛していたかもしれないけど、彼にとっては男女の愛というより種を超えた動物愛みたいな感じだったんじゃないかなって思ってしまいました。
 ラブ・ストーリーにはのれなかったのですが(^^;イライザと友人たちがアセットを助けるために奮闘するところがとてもよっかった。ジャイルズとゼルダの友情に感動しました。ソ連のスパイが絡んだことで緊張感が増していましたし、ドキドキする脱出シーンは見どころだと思います。
 注目していたシャノン!すばらしい悪役ぶりでした^^上司からの圧力もあって辛い立場ではあるけど、アセットの扱い、イライザへのセクハラなど、根っからの悪人って感じ(^^;終盤は凄みを増してましたね。指~(*_*;シャノンには是非いい人路線に向かうことなく、悪役もやり続けていただきたいと思います。
 アセットのクオリティがすごかったですねーいきなり出てきたら気絶レベル(^^;ダグ・ジョーンズは「ヘル・ボーイ」(監督作で一番好き)でも半魚人を演じてたんですよね@@
 面白かったです^^ファンタジーで美しいシーンとショッキングな描写が印象的な監督らしい映画だと思いました。極秘研究所の雰囲気、神秘的なラストもよかったです。
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こんな感じなら可愛いのだけれど・・・

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

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リュック・ベッソン監督

デイン・デハーン
カーラ・デルヴィーニュ
クライヴ・オーウェン
リアーナ
イーサン・ホーク

 西暦2740年。銀河をパトロールする宇宙連邦捜査官ヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は宇宙の平和を守る任務に就いていた。ある日二人が向かった巨大なアルファ宇宙ステーション「千の惑星都市」が放射能に汚染されていることが判明。全種族が死滅する危機を救う極秘ミッションを託される。


 予告でのデイン・デハーン(何回も言いたくなる名前)とカーラ・デルヴィーニュがキュートで、すごく見たくなりました^^リュック・ベッソン監督のSFアクションです。CGがとにかく凄かった!そしてラブストーリーでしたよ^^
 最初の穏やかな雰囲気のパール人たちが平和に暮らす惑星ミュールがとても綺麗でした。
 銀河の危機に立ち向かうヴァレリアンとローレリーヌ、フレッシュな二人が魅力的。ヴァレリアンが必死にアプローチするも相手にしないローレリーヌのツンデレぶりがいいですねー(笑)二人の掛け合いが楽しくて、相性抜群♪アクションもカッコよかった!冷たくしていたヴァレリアンがピンチになった時には、不安な表情でめっちゃ心配するローレリーヌがかわいかったです。
 色々な種族の異星人たちがユニーク。ローレリーヌを怖がってる(笑)情報屋トリオが可笑しかった。ジ・アルフィーの吹き替えも気になります^^
 アルファの歓楽街「天国横丁」(居酒屋の名前にどうでしょう笑)でのドタバタが面白かったです。客引きのジョリーが、まさかと思ったけどやっぱりイーサン・ホークだった@@チャラすぎます(^^;踊り子のバブル(リアーナ)のステージが必見です!色々なコスプレで踊るのが可愛くて、超セクシー!悩殺されること間違いなしです(笑)見つめるヴァレリアンの表情が可愛かった^^
 宇宙での追跡、水中でクリーチャーに遭遇するなど次々と場面が変わるスリルあるアドベンチャーが楽しかった♪カッコいい宇宙スーツなどを着こなす二人の衣装も見どころです。カーラのドレス姿は素敵で、さすがモデルさんって思いました^^
 原作は「スターウォーズ」にも影響を与えた1967年のSFコミックだそうです。なるほどージャバに似てるクリーチャーが出てきたし二人が乗る宇宙船もファルコン号に似てましたね。最後までワクワクする気持ちのいい映画でした^^しかし卑怯者のオーウェンって・・・(^^;またこの二人で何か見たいな~(^O^)♪

スリー・ビルボード

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マーティン・マクドナー監督

フランシス・マクドーマンド
ウディ・ハレルソン
サム・ロックウェル
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
アビー・コーニッシュ
ジョン・ホークス
ピーター・ディンクレイジ

 アメリカ・ミズーリ州の田舎町。ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は大通り沿いに設置された看板の広告を出すため1年の契約を結ぶ。その広告にはウィロビー警察署長(ウディ・ハレルソン)への抗議のメッセージが書かれていた。7か月ほど前、ミルドレッドの娘アンジェラは何者かにレイプされ、殺されいた。ミルドレッドは捜査が進展しないことに腹を立てていた。


 フランシス・マクドーマンドがアカデミー賞主演女優賞、サム・ロックウェルが助演男優賞を受賞しましたね、よかった!
 ミルドレッドが契約した広告看板はかなり大きくて、「レイプされて死んだ」「犯人逮捕はまだ?」「なぜ?ウィロビー署長」と3つに書くことでかなりのインパクト@@
 名指しされた署長は強面(ハレルソンなんで)のイメージとは違っていい人なんですよね。住民たちも署長の味方で、特にディクソン保安官(サム・ロックウェル)はミルドレッドを目の敵に。ディクソンの脅しや嫌がらせが憎たらしかったですねーそして漂う小物感(笑)母親とのやり取り、暴力事件、涙、などなど、ロックウェルの見せ場だらけです^^ノリノリで音楽を聴いてる姿が最高(笑)
 敵だらけでもタフなミルドレッドを飄々と演じるマクドーマンドはさすがでした。大看板の大胆な行動にもびっくりでしたが、さらに暴走(^^;歯医者への逆襲は超痛そう(>_<)だけどなんか可笑しかった^^火炎瓶はやりすぎ(汗)
 娘との最後の会話、あれはやっぱり後悔が残るでしょうね。そのことが彼女の行動に影響を与えているのだとも思いました。
 広告会社のレッド、どこかで見たことある→あっ!という流れ2度目(前ゲット・アウト)ケイレブ・ランドリー・ジョーンズですよー!見るたびにイメージ違ってる(初アンチヴァイラル)。出番は少ないながらも存在感がありましたねーボコボコは可哀そうでした(>_<)
 やっぱり人の心を癒すのは人なんですよね。ミルドレッドもディクソンも署長の思いが伝わって気持ちが変化していったように感じました。レッドとディクソンのオレンジジュースのシーンは泣けました(T_T)
 署長の家族、ディクソンの母親、ミルドレッドの元夫とのことなどを描くことで、それぞれの事情が見えてくるところがよかったです。ディクソンの母親、キョーレツでしたねーでもディクソンはいい息子なんだなって思った。
 強さ、弱さ色々な角度からの人物描写が素晴らしかった。予想外の展開にハラハラしました(^^;ユーモアも絶妙!じわじわと心に浸みるいい映画でした。余韻の残るラストもよかった^^ 

密偵

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キム・ジウン監督

ソン・ガンホ
コン・ユ
ハン・ジミン
鶴見辰吾
オム・テグ
イ・ビョンホン

 1920年代、日本統治下の朝鮮半島。朝鮮人でありながら日本の警察に所属するイ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は独立運動団体の義烈団を監視するように部長のヒガシ(鶴見辰吾)から命令される。ジョンチュルは義烈団のリーダーであるウジン(コン・ユ)に近づき懇意になる。しかしそれは義烈団の団長チョン・チェサン(イ・ビョンホン)がジョンチョルを仲間に引き込むための作戦だった。


 近くのミニシアターのリクエストBOXに何回かリクエストしたけど、もう劇場では見れないと思ってました。しか~し、上映してくれることになってとても嬉しかったです。ガンホの映画は劇場鑑賞したいと思ってるので(笑)
 キム・ジウン監督の作品を調べてみたら「甘い人生」「グッド・バッド・ウィアード」(超お気に入り)「悪魔を見た」「ラスト・スタンド」を見てました。全部面白かったやつだ!「ラスト・スタンド」(シュワちゃん)以外にビョンホンが出てました。ビョンホンお気に入りですね。「グッド・バッド・ウィアード」にはガンホも出てました。登場人物を魅力的に描く監督だというイメージ。この作品もそうでした^^ 日本人の立場での時代背景には思うところもあり複雑ですが、そこは考えずに映画を楽もうと思いました。とはいえ拷問シーンは胸が痛んだ(>_<)
 緊張感あるオープニングに引き込まれました。日本警察に所属しているジョンチュルには、義烈団メンバーに対して非情になれない複雑な思いを感じました。ガンホの日本語に萌え~(笑)
 お互いに目的を持って近づくジョンチュルとウジン、二人がどう関わっていのくかが見どころだと思います。思惑、感情が見え隠れする二人の態度、会話に目が離せません。義烈団のアジト(?)での食事のシーン、絶妙な緊張感とユーモアがあってよかったです^^義烈団の団長を演じたイ・ビョンホンはやっぱり存在感ありましたね。ガンホとビョンホンの夜釣りでのツーショット、短いながらも重みのある印象的なシーンでした。冷静沈着で非情なジョンチュルの上司ヒガシの鶴見さんもよかった。
 日本警察と義烈団の攻防はスリルある展開でハラハラします。義烈団の中にも密偵がいるんですよね、見つけるために罠をしかけるところ、列車でのシーンはすごい緊張感でドキドキしました。絶体絶命の場面は心臓に悪い(^^;日本警察のハシモト(オム・テグ)が怖かった。
 紅一点のヨン・ゲスン(ハン・ジミン)が魅力的。写真館のシーンでの彼女の女心、惹かれあっているのに同志といいう立場を超えることができない二人が切なかった(>_<)
 今回のガンホも素晴らしかった!人のよさが滲み出る表情、狡猾そうな表情など見るものを混乱させる演技はさすが。しっかり堪能させていただきました(笑)コン・ユははじめて見たのですが、スマートでカッコよかった!「新感染~」にもでているのですよね、早く見なければ♪
 男の映画でしたねー大好きでした!目に見えない「思い」のやりとりにグッきました。裁判の二人の表情には胸を打たれます。美しく、当時の雰囲気のある映像、音楽もよかった。ジウン監督、今後も注目していきたいと思います♪


ゲリオ~、おめでとう!!
デル・トロ監督、やったねー!!
「シェイプ・オブ・ウォーター」早く見たい♪
そして「ゲット・アウト」が・・・!
なんか今回のアカデミー賞はとっても嬉しい(^O^)
プロフィール

ポルカ

Author:ポルカ
ジョニー・デップ大好き♪

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